2020/06/23 ニュース

女子ふたりで道の駅巡り。三菱eKクロススペースなら運転初心者でも大丈夫?

※下記内容は、2020年4月22日に発売した『道の駅ハイパーガイドブック2020-2021』を再編集したものです

アイポイントが高いeKクロススペース

目いっぱい春を感じようと里山を目指し、群馬県へとeKクロススペースを走らせると、車窓に映るのは見事な雪景色!


●三菱eKクロススペース。価格は165万5500〜199万1000円

じつは取材の前日、関東地方では季節外れの大雪が降ったばかり。3月下旬とは思えない、冬の山が織りなす美しい景観が私たちを待っていた…とは言いつつも、平地を少し走ればきれいに咲き誇るサクラも見受けられる。気温も真冬に比べれば、ぐんと過ごしやすい。冬が終わって、春が始まろうとしている、まさに季節が変わる瞬間を味わうことができるなんて、私たちは何てラッキーなんだ!

季節の移ろいのほかにも、欲張りな女子2人組のお目当てはたくさんある。道の駅での体験、グルメ、お土産選び、足湯…。気になるものは全部やってみるというのが、この旅のルールだ。

クルマの運転はほとんど初心者の2人だが、運転席からの視野が広くアイポイントも高いeKクロススペースは、小柄な私たちでも周囲が見やすく、運転もしやすい。最新の先進安全装備e-アシストが、車線の逸脱やふらつきをこまめに教えてくれるから自分の運転状況を把握できるのもうれしい。

これから始まる旅への期待を胸に、快調に山道を上っていく。

さて、最初の道の駅は?

まず最初に訪れたのは、群馬県みなかみ町にある道の駅たくみの里。その名のとおり、木工、竹細工、和紙などをその道の“匠”に教わりながら手作り体験ができる。東京ドーム約70個分の敷地内に20種類以上の体験工房が点在し、年間50万人前後の観光客が訪れる人気スポットだ。里山ののどかな原風景を味わえるのも、魅力の一つ。


■道のたくみの里

〒379-1418 群馬県利根郡みなかみ町須川847 電話:0278-64-2210(体験の予約は0278-20-6111)

数ある体験のなかから2人が選んだのは、藍染とサンドブラスト。藍染は、布を何等分にして折るか、染料を三角形のどの辺に漬けるかなどによって、模様の大きさや形が変わっていく、想像力が求められる作業。先生に見本を見せてもらいながら、理想の形を思い描くのが楽しい。

〈体験その1:藍染〉→草木屋 染の家


体験料金:ハンカチ1200円ほか 所要時間:約1時間 開始時間:随時受付

●ハンカチの藍染に挑戦。まずは長方形の白い布を折っていく。何等分にするかで出来上がる柄の大きさが変わるのえ、よく考えよう

●次は端から三角形に折っていく。なかなか難しいが、店主の山﨑杜人先生が一人ひとりていねいに教えてくれるので無事クリア

●ついに染料登場! 三角形のどの部分に色を付けるかで柄が決まる分かれ道。布はぐんぐん染料を吸い込むので、漬け過ぎに注意だ

●広げて乾かし、出来上がり。2人でいっしょに体験したけれど、柄に個性が出ておもしろい。どちらも素敵な仕上がりじゃないか!

次に挑戦したのは、サンドブラスト。絵柄を型抜き、グラスに模様を付けていく作業なのだが、思いどおりにカッターを操れず苦戦。曲線が難しく、ネコの目がサッカーボールのようになってしまった! 先生に熱血(!?)指導を受けながら何とか完成。工房内には先生が作った作品がずらりと並べられ、匠の技のすばらしさを実感した。

〈体験その2:サンドブラスト〉→ガラスの家


体験料金:1200円〜 所要時間:約1時間 開始時間:随時受付



●まずはグラスと絵柄を選び、シールの上から型を抜いていく。細かい作業だが、店主の中澤和夫先生に指導を受けながら、奮闘!

●型を抜き終わったら、今度はスプレーで砂を噴射していく。これによって、ガラスの表面が削られ、絵柄どおりに模様がつくのだ

●シールを取り、水でグラスを洗い流すと、きれいに模様がついている! 2人とも自分の名前まで入れることができ、大満足だ

何より、2つの体験をとおして藍染やガラス工芸の美しさを身を持って感じられたことが、忘れられない思い出となった。

〈体験のあとは、おやつタイム〉→福寿茶屋

営業時間●9:00〜17:00(夏季) 9:00〜16:00(冬季)



●カフェを併設したお豆腐屋さん。2人は豆乳まんじゅうと豆乳ソフトクリームを注文したのだが、豆腐の味がとても濃く、美味。予約をすれば豆腐作りの体験もできる

〈ここがいいよね!eKクロススペース〉
→駐車も楽々



運転初心者にとって気がかりな駐車も、マルチアラウンドモニターが助けてくれる。真上から見下ろすような映像とガイド線のどちらも映るため、バック時もクルマの向きがひと目でわかり、スムーズな駐車ができる(一部グレードにメーカーオプション)。

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次は訪問したオススメ道の駅をご紹介

■道の駅川場田園プラザ


〒378-0111 群馬県利根郡川場村大字萩室385 電話:0278-52-3711

●朝食は田園プラザベーカリーのパンとコーヒー。豊富な種類のパンが広い店内に並んでおり、どれもおいしそうでなかなか選べない! 川場産のりんごを使ったデニッシュも人気だ

●ファーマーズマーケットでお土産選び。川場村で採れた新鮮な野菜や果物のほか、アップルパイや飲むヨーグルトなど、ほかでは見られない幅広いラインアップが魅力

●ビールレストラン武尊では、和豚もちぶたや群馬の最高級ブランド魚・ギンヒカリの料理が自慢。雰囲気のよい店内で、ビール工房のおいしいビールも楽しめる

〈ここがいいよね!eKクロススペース〉
→お買い物しすぎても大丈夫


ついついお買い物をしすぎて手がふさがってしまったが、問題なし。キーを携帯していれば、スライドドアの下にスッと足をかざすだけで自動開閉するのだ。これは便利(一部グレードに標準装備)。


●荷物が多くなってしまっても、後部座席をスライドさせて背もたれを倒せば大きな荷室に早変わり。樹脂ラゲッジボードを採用しており、濡れたアウトドア用品も積みやすい

■道の駅あぐりーむ昭和


〒379-1204 群馬県利根郡昭和村森下2406-2 電話:0278-25-4831/0278-50-3003(農産物直売所直通)



●無料で楽しめる天然温泉足湯は、観光客だけでなく地元民の憩いの場所にもなっている。室内なので雨が降っていても大丈夫。あっという間に体がポカポカになり、ほっとひと息

●さくら工房農家レストランでは、昭和村産の野菜を使った定食やラーメンを提供。群馬県のソウルフード・おっきりこみも食べられる

●バドミントンの道具も借りられるよ!

〈ここがいいよね!eKクロススペース〉
→長時間運転もサポート


アクセルペダルから足を離していても前車との車間距離を保ち、ステアリングを制御して車線中央付近を走る手助けをしてくれる「マイパイロット」は、高速道路での運転の負担を減らしてくれる(一部グレードにメーカーオプション)。

■道の駅ぐりーんふらわー牧場・大胡


〒371-0235 群馬県前橋市滝窪町1369-1 電話:027-284-0011(さんぽ道)



●花木農産物直売所、レストランハウスのほかに、ポニーやウシ、ヒツジなどの動物にエサやりができる牧場ならではのお楽しみも。バーベーキュー場や遊具もあり、ファミリーにもお薦め

道の駅は、地元民にも愛されている

eKクロススペースとともに里山を走り抜け、軽快に旅は進んでいく。気がつけば、荷室にはどんどんお土産が増え、「さっきのごはんおいしかったね」、「あとで買ったもの見せて!」と、車内も思い出話で花が咲く。クルマを止めて、自然を感じながらゆっくり散歩すると、冬から春へ変わろうとする四季の変化を感じることができた。

道の駅といえば農産物の直売所や休憩スペースというイメージだったが、その魅力はまだまだ底知れない。グルメが充実している施設もあれば、温泉や体験学習を楽しめるものまで、コンテンツはさまざま。近くにあってもそれぞれが違ったかたちで土地のよさを表現しているから、見どころが多いのだ。

また、道の駅は観光客だけでなく地元民にも親しまれているという点も重要なポイントだ。川場田園プラザでは朝から家族がお買い物をしに来ていたし、あぐりーむ昭和の足湯では、常連と思われるお客さんがクロスワードを解きながらのんびりすごしていた。このような地域の人々の暮らしをのぞきながらその土地を楽しむというのも、旅をよりおもしろくさせる。

次回はどこへ行こうかと思いを馳せながら、2人は帰路についたのだった。


●道の駅たくみの里

三菱eKクロススペース


もっとも注目すべき点は、何といっても驚きの広さ。室内高は1400mmを実現し、スライドドアの開口幅もクラストップレベルの650mmを確保。荷物の多いアウトドアユースにも便利で、車内の開放感も圧倒的だ。足をかけるステップ部も大幅に広げ、乗り降りもしやすくなった。


充実した先進安全装備も見逃せない。安全装備e-アシストに「標識検知機能」や「ふらつき警報」などの新機能が追加され、今回の私たちのような運転初心者でも安心して運転できるようサポートしてくれる。フロントフェイスは三菱のデザインコンセプトでもある「ダイナミックシールド」を採用した、力強い顔つき。乗る人には優しく、見た目はクールな旅の相棒だ。


●後席は足下が広く、長身の大人でもゆったり座れるため、長距離移動も疲れにくい。さらに、約320mmもスライドできるため前方に移動させれば荷室を広げることもできる

三菱eKスペース


eKクロススペースと同じく広々した空間が自慢だが、大きく異なるのはフロントフェイス。個性的な顔つきの同車に比べ、シンプルでキュートなデザインとなっている。また、ドリンクホルダーやコンビニエントフック付きの助手席シートバックテーブルが標準装備など、子供のいるファミリーにもうれしい機能が満載だ。


●車内インテリアはやわからいカラーリングで、明るい印象。助手席は肩口のレバーで簡単に前方に倒せるため、後席に置いた荷物なども取りやすい

〈文=尾崎 南 写真=吉田悠太〉

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