2020/01/31 新車

マツダ、軽SUV「フレアクロスオーバー」をフルモデルチェンジ。見た目以上に中身が進化!

マツダはSUVタイプの軽乗用車「フレアクロスオーバー」のフルモデルチェンジを実施し、2020年2月27日より全国のマツダ販売店で発売する。価格は136万5100円(ハイブリッドXG・FF)〜179万9600円(ハイブリッドXT・4WD)。

フルモデルチェンジを実施した「フレアクロスオーバー」は、スズキ ハスラーのOEMモデルで、2019年12月のハスラーのフルモデルチェンジ(発売は2020年1月20日)に伴い刷新。従来モデルからの特徴である、おしゃれで個性的なデザインや、室内空間の広さや使い勝手、優れた燃費性能などを向上させながら、先進安全技術の拡充やさまざまな走行シーンで安心して運転できる走行性能の強化など、さまざまな領域で進化させている。

新型フレアクロスオーバーの概要は以下のとおり。


●フレアクロスオーバー ハイブリッドXG(デニムブルー2トーン〈ガンメタリックルーフ〉)

■エクステリア

フロントフェイスの特徴である丸型のヘッドライトとスクエア基調のグリルを踏襲しながらボンネットフードを持ち上げた造形とすることで、より重厚感のある印象となった。

正面から見たときのピラー形状を直立させたことや、長いルーフによるスクエアで大きなキャビンを創出。新たにリヤクオーターガラスを取り入れ、広い視界を確保する。また、ピラーをボディ同色としたことで存在感が増し、さらに力強くタフなイメージを表現する。


●フレアクロスオーバー ハイブリッドXGのインパネ(デニムブルー)

■インテリア

インパネにはタフな世界観を演出する「3連インパネカラーガーニッシュ」を採用。メーター、オーディオ、アッパーパネルの3カ所を上下のバーで挟むことで力強い骨格を表現する。

インパネとドアトリムのカラーパネル、シート表皮はボディカラーと対応する3色のアクセントカラーを用意(ボディカラー別に設定)。「ワクワク感」や「遊び心」を演出する。

メーター内にはカラー表示のマルチインフォメーションディスプレイを採用。各種情報が見やすく表示される。

■ボディカラー

新色の「バーミリオンオレンジ 2トーン」、「デニムブルーメタリック 2トーン」を含む全9色を設定。また、クロスカントリー車の幌からヒントを得た2トーンカラーを新たに採用。ガンメタリックルーフ 2トーンに3色、ホワイトルーフ 2トーンに2色、モノトーンに4色を設定する。


●フレアクロスオーバー ハイブリッドXGのインテリア(デニムブルー)

■パッケージング

先代モデル比でアプローチアングルを1度、ディパーチャーアングルを4度拡大、走行性能を向上させた。ホイールベースを先代モデル比で35mm延長して後席の足元スペースを確保。前席は左右乗員間の距離を30mm拡大することで快適でゆとりのある室内空間を実現する。ホイールベースは拡大したものの、最小回転半径は先代と同じ4.6mを確保している。

荷室には、後席シートバック背面にスライド用のストラップを採用することで、状況に応じて容易に荷室を広げられるよう配慮。また、後席背面や荷室フロアには汚れを拭き取りやすい素材を採用し、使い勝手を高めた。荷室のアンダーボックスは防汚タイプなので汚れ物の収納に活用可能。取り外して洗うこともできる。ラゲッジボードを取り外せば背の高い荷物の収納もできる。

■先進安全技術

「ハイブリッドXT」にマツダの軽自動車で初となる全車速追従機能付き「アダプティブクルーズコントロール」、「車線逸脱抑制機能」を採用。高速道路の巡航時などでの疲労や負担を軽減する。

衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート(夜間歩行者検知機能付き)」をはじめとした先進の安全技術を標準装備化。さらに「標識認識機能」は一時停止標識も認識するようになった。このほか、新たに「後退時ブレーキサポート」、「誤発進抑制機能[後退時]」、「リヤパーキングセンサー」を全車に標準搭載とし、バック駐車時などの衝突リスク回避をサポートする。

周囲の安全確認をサポートする「全方位モニター用カメラ」をメーカーオプションで設定する。

■走行性能

「ハイブリッドXS」、「ハイブリッドXG」に新開発の「R06D型」自然吸気ガソリンエンジンを搭載。「デュアルインジェクションシステム」や、「クールドEGR」などの新技術を採用することで最適なタイミングでの燃焼を実現し、日常使いからロングドライブまで、実用速度域での優れた燃費性能と快適な乗り心地を両立する。

新開発のCVTは、軽量化と高効率化を実現。低中速域でのスムーズな走りと、高速域ではハイギヤード化によって燃費性能と静粛性の向上に貢献。全車マイルドハイブリッド仕様となり、電気の力で低燃費をアシストする。

WLTCモード燃費はターボモデルの4WD車が20.8km/L、FF車が22.6km/L、自然吸気モデルの4WD車が23.4km/L、FF車が25.0km/Lとなっている。

「フレアクロスオーバー」は軽量で高剛性の新プラットフォームを採用。バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ「環状骨格構造」を形成。ボディのスポット溶接部に「構造用接着剤」を初採用し、部品間の隙間を埋めて接合を強化させたことでボディ全体の剛性がアップ。操縦安定性と乗り心地を高めた。

4WD車には走行モードに「スノーモード」を新たに採用。過大なエンジントルクを最適化してタイヤの空転を抑制し、雪道やアイスバーンなどでのスムーズな発進をサポートする。また30km/h以下ではスリップ輪全体にブレーキ制御を併用することで、より安定した走行が可能だ。

さらに4WD車には、ぬかるみや滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」や、急な下り坂を7km/hの車速を維持する「ヒルディセントコントロール」を標準装備する。


[バリエーション&価格]

〈660ccターボエンジン+モーター・CVT〉
ハイブリッドXT:4WD…179万9600円/FF…166万5400円

〈660ccエンジン+モーター・CVT〉
ハイブリッドXS:4WD…165万2200円/FF…151万8000円
ハイブリッドXG:4WD…149万9300円/FF…136万5100円

フレアクロスオーバーの詳しい情報は
https://www.mazda.co.jp/cars/flair-crossover/


マツダ
https://www.mazda.co.jp

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