2019/12/17 コラム

【道の駅を1100カ所以上回った男がオススメ】もう一度食べたい!めちゃうまグルメ、千葉の道の駅3選

■オススメする人「浅井祐一」
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」の編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国1100カ所以上の道の駅を制覇中という猛者だ

 

九十九里のイワシ丼は何度も食べてしまうウマさ!

■オライはすぬま
千葉県山武市蓮沼ハの4826
http://www.oraihasunuma.com/


●道の駅「オライはすぬま」

イワシの水揚げで有名な九十九里が目の前にある道の駅で、レストランではもちろんイワシを使った料理が食べられる。一番のおすすめは、いわし丼。ゴハンの上にのっているのは揚げたイワシで、衣は醤油ベースの味が付いている。サクサクとした食感と、甘しょっぱい味があとをひく美味しさだ。


●一番のオススメ、「イワシ丼」

イワシを材料に使ったものはほかに、なめろう定食、いわしフライ定食があって、こちらもおすすめだが、ここへくるといつもイワシ丼を食べてしまう。レストランは人気で、特に休日のお昼時は混雑する。

レストランの隣にある物産館の生鮮品が充実していて、野菜やお惣菜がいろいろ。九十九里の伝統料理「いわしのごま漬け」は、イワシを酢で締めて、ゴマとショウガで味付けしたもので物産館で購入することができる。

また道の駅はRVパークを併設。RVパークとは日本RV協会が推進している車中泊場所で、AC電源が使えて、ゴミが捨てられるという車中泊専用スペースのこと。


●利用料は1泊3050円のRVパークも併設

「オライはすぬま」にあるRVパークは、日本のオートキャンプ場でもほとんど見ることがない「フルフックアップ」の設備あり。AC100V電源が接続できて、水道栓も直結できる。さらに排水・汚水のホースを接続可能。利用料金は1泊3050円。九十九里海岸まで500mほどの距離にあり、周辺にはプールや公園もあって、特に夏には人気の場所である。

 

完熟ビワを使った、
うますぎ贅沢ゼリー&ソフトクリーム

■とみうら
千葉県南房総市富浦町青木123-1
http://www.biwakurabu.jp/


●道の駅「とみうら」

富浦町は日本一のビワの産地。房州ビワと呼ばれていて、大粒で肉厚。酸味が少なくジューシーだ。そのビワを使って道の駅オリジナル商品を開発していて、ゼリーやジャムなど約50種類の加工品を販売している。

なかでもその房州産の完熟したビワをピューレにして、たっぷりと使っている贅沢なゼリーが道の駅のお薦め商品。濃縮されたビワの美味しさは、ビワよりもビワっぽい!? のでぜひ味わって欲しい。もちろん道の駅一番人気の商品だ。


●房州ビアを使った、道の駅オリジナル商品が盛りだくさん!

また房州ビワを使ったソフトクリームも販売していて、毎朝自社工場で手作りしている。ほのかなビワの風味と甘さが感じられるフルーティーなビワソフトクリームはお薦め。ほかにビワの葉を使ったボディソープなども販売している。


●毎朝自社生産される、房州ビアを使ったソフトクリーム

道の駅の制度は1993年に全国103カ所からスタートしたが、ここ「とみうら」はその103カ所のうちのひとつ。そして全国モデル「道の駅」に認定されている。地方創生の核となる優れた道の駅を応援しようということで国土交通省が全国モデル「道の駅」を認定していて、いわば国土交通大臣のお墨付きの道の駅でもある。

 

懐かしいあのころにタイムスリップ。
学校給食も食べられる

■保田小学校
千葉県安房郡鋸南町保田724
https://hotasho.jp/


●道の駅「保田小学校」

富津館山道路・鋸南保田ICを降りてまっすぐ進むとすぐ目の前に見えるのが、道の駅・保田小学校。入口の緩い坂を上がるとそこは元校庭を使った駐車場である。

ここは100年以上の歴史がありながら廃校になった小学校を道の駅として甦らせたところ。道の駅内ではよく見ると、校章が残っていたり、バスケットゴールのゴールボードがテーブルになっていたり、保健室のベッドもまた別のものに使われていたりする。

ここでのグルメは、ちょっと懐かしい学校給食だ。元校舎の1階には、オリジナルソフトクリームなどの軽食が食べられる「cafe 金次郎」や地元中華の名店「中国料理3年B組」、本格的な窯焼きピザが食べられる「Pizzeria DaPe GONZO」などのお店が入っていて、そのなかのひとつ「里山食堂」で、昔ながらの学校給食の器で食べられるメニューがある。房州アジフライ給食、保田小給食、わんぱく給食(土日祝10食限定)などのほか、子供のときに大好きだった人が多い揚げパンも食べられる。懐かしさでさらに美味しさがアップ!


●元教室に泊まれる「学びの宿」。懐かしいのに、新しい体験だ

またここは宿泊施設のある道の駅としても注目度の高いところ。「学びの宿」は、元教室をそのまま宿泊部屋にしている。教室を前後に仕切って、畳ベッドで4人が宿泊可能な個室のほか、15人まで宿泊できる大部屋もある。個室は大人4000円、大部屋は3500円で宿泊できる。

〈文&写真=浅井祐一〉


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