2018/11/08 ニュース

アクセラ消滅、日本名も「Mazda3」に!? 新型車をLAショーでお披露目

LAショーで新型「Mazda3」を世界初公開……リリース本文の内容に注目!

下記は、マツダのプレスリリースである。その文章の書き方に「!!」となる部分がある。ひとまず全文を記す。 マツダ株式会社(以下、マツダ)は本日、2018年11月30日から12月9日まで開催されるロサンゼルス自動車ショーにおいて、新型「Mazda3」を世界初公開することを発表しました。 新型Mazda3は、日本の美意識の本質を体現することを目指す深化した「魂動デザイン」を採用。また、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを追求した新世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」や、さまざまなな走行シーンで意のままの加減速を可能にする最新の「SKYACTIV エンジン」などを搭載し、クルマとしての基本性能を飛躍的に向上させています。 マツダは、この新型Mazda3から新世代商品の幕を開け、新たな次元の「走る歓び」をお客様にお届けします次に、上記プレスリリースとの比較用に、今年2月に開催されたジュネーブショーのマツダ出展リリースをちょい読みしてみる。 マツダ株式会社(以下、マツダ)は、商品改良した「Mazda6(日本名:マツダ アテンザ)」のワゴンモデルを、3月6日から18日まで開催されるジュネーブモーターショーにおいて、世界初公開いたします。以上、2つのリリースを読んで、もうお気づきの方も多いかもしれない。Mazda3のリリースには、「日本名:マツダ アクセラ」とのお決まりの表記が見当たらないのだ。これは何かの手違いかな?と思いつつマツダ広報部に問い合わせたところ、「日本仕様の車名に関しては、しかるべき時期にお答えします」とのこと。「あ!入れ忘れた、ごめんなさい!」ではなかったのだ。すなわち、現段階で日本仕様の車名が「アクセラ」であると決まっていないことを指す……おおおお!そう、おそらくだが、日本でもMazda3を名乗ることになると思われる。スカイアクティブ技術や魂動デザインなどが次世代に移行するタイミングに合わせて、車名を数字で表す海外名に統一するのだろうか。マツダの”車名ナンバリング”と聞くと、あの多チャンネル化の黒歴史時代、「アンフィニMS-6」(クロノスの5ドアモデル)とか、「マツダMX-6」(クロノスの2ドアクーペ)とかをついつい思い出してしまう。もう何がどのクルマなのかわからない時代。だからあんまりいいイメージがないが、そもそも現在のマツダ車はとっても統一感がある。車種もきちんと整理されているため、車格を数字で表しても問題ないのかもしれない(ロードスターは一番浸透している車名だから、そのままか。いや、「MX-5ロードスター」となったりする?)

写真を見てわかること……とは?


●マツダ魁コンセプト(2017年東京モーターショー出展)
今回LAショーで公開される新型「Mazda3」は、昨年10月の東京モーターショーでマツダが出展した「マツダ魁(KAI)コンセプト」の市販版と見ていいだろう。唯一公開された写真には、ソウルレッドをまとい、魁コンセプトから継承するエレガントなCピラーのハッチバックボディが1台。そしてその奥にはマシングレーのセダンタイプが映っている。こちらは、コンセプトモデルなしにそのまま市販型が登場するようだ。
●赤がハッチバックで銀がセダン。リヤドアの形状に注目
現行アクセラも、ハッチバックとセダンの2ボディを用意。だから、新型となっても2ボディ体制は既定路線だろう。しかし、現行型はフロントとリヤドアを2ボディで共通としていたのに対し、リヤドアの形状が違うではありませんか……。デザイン上でもより差別化を推し進めている模様。その分、コストアップしてしまうだろうが。そのデザインのみならず、圧縮着火ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(2リッターNA)」の搭載や、新しいシャシーなど、マツダの次がぎっしり詰まった新型Mazda3。その詳細は、LA現地から随時アップする予定なので、お楽しみに! 日本での発売は、2019年3月となる模様だ。(文=本誌・柿崎)   

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