2018/08/28 ニュース

苦手な高速サーキットでトロロッソがポイント獲得。F1 2018 Rd.13ベルギーGP

Formula 1 2018 Rd.13 Belgian Grand Prix 

スタート直後に大クラッシュ発生。レースはベッテルが勝利

サマーブレイクが終わって後半戦がスタートした2018年のF1。第13戦の舞台は、ベルギーの有名なサーキット「スパ・フランコルシャン」。高低差70mを一気に駆け上がる超高速コーナー「オー・ルージュ」が名物コーナーだ。今年のスパは、スタート直後に大きなアクシデントが発生した。第1コーナーでルノーのヒュルケンベルグが痛恨のブレーキングミス。四輪をロックさせ前走者に追突した。前を走っていたのは、マクラーレンのアロンソ。アロンソのマシンは大破しながら宙を舞い、付近を走っていたザウバーのルクレールのヘイロー(HALO=ドライバー頭部保護装置)をかすめる。ヘイローに助けられ、ルクレールは大事に至らなかったが、ヒヤっとする瞬間だった。詳しくは、オフィシャル動画をご覧いただきたい。グリッド前方では首位争いが1周目から過熱。ベッテル(フェラーリ)とハミルトン(メルセデス)に加え、フォースインディアの2台が、オー・ルージュ後のケメルストレートで一瞬横並びになるバトルが勃発した。誰かが引かなければこちらも大アクシデントというスピードだったが、4台は見事にクリア。首位ベッテルにハミルトンが続いた。レースはそのままベッテルが逃げ切り、今シーズン5勝目。ポイントランキングで、首位ハミルトンに対し17ポイント差まで迫っている。一方、相性が悪いとされている高速サーキットで、トロロッソホンダは見事入賞しポイントをゲットした。この夏休み中に来季からレッドブルチームへの昇格が決定したガスリーは、10番。チームメイトのハートレーは11番グリッドからそれぞれスタート。序盤の多重クラッシュに幸いにも巻き込まれることなく、最終的にガスリーは9位入賞、ハートレーは14位でフィニッシュした。ドライバーの2人は口を揃えて「スパはマシンとの相性が悪い」と言っていたにも関わらず、トロロッソホンダは2ポイントを獲得。次戦のホーム戦イタリアGPに向けて弾みをつけた。
F1第13戦 ベルギーGP 決勝リザルト1.S・ベッテル(フェラーリ)      1h23m34.476s2.L・ハミルトン(メルセデス)     +11.061s3.M・フェルスタッペン(レッドブル)  +31.372s4.V・ボッタス(メルセデス)      +1m08.605s5.S・ペレス(フォースインディア)   +1m11.023s6.E・オコン(フォースインディア)   +1m19.520s

 

RANKING