2017/10/18 モータースポーツ

WRC2017 第11戦ラリー・カタルニア

オジェ、シリーズチャンピオンに王手をかける

シーズン唯一のグラベルとターマックが混在する、ミックスサーフェイスのラリー・カタルニア。

デイ1は、グラベル主体、デイ2以降はターマックが主体となるのは例年どおりだ。このラリーを含めて、今シーズンは3戦を残すのみ。ディフェンディングチャンピオンMスポーツのオジェと、ヒュンダイのヌービルによるチャンピオン争いに注目が集まる。

デイ1から飛び出したのは、ヒュンダイに新加入したミケルセンだった。グラベル主体のステージで後続をぐんぐん引き離す。しかしデイ2からのターマックステージが始まると、ラリーは様相を変えてしまった。デイ1を3位で終えたシトロエンのミークがスパートを開始。あっという間に首位に躍り出てしまった。デイ3も6SSのうち5つをベストタイムで終えたミークは、そのまま走りきり優勝。長かったスランプを脱出し今季2勝目をあげた。

序盤こそ速さを見せていたヒュンダイ勢は、全員トラブルに見舞われヌービルは結局ノーポイント。着実に2位表彰台をゲットしたMスポーツのオジェとの差は広がり、ヌービルは厳しい状況。逆にオジェは5連覇に王手をかけた。

次戦GBは、チャンピオン決定戦となるか? 10月27〜29日に開催される。


ドライバーズ・ポイントスタンディング


1:セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)    198
2:オット・タナク(Mスポーツ)          161
3:ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)    160
4:ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)     123
5:ダニエル・ソルド(ヒュンダイ)     94
6:エルフィン・エヴァンス(Mスポーツ)  93
7:ユホ・ハンニネン(トヨタ)       71
8:クレイグ・ブリーン(シトロエン)    64
9:クリス・ミーク(シトロエン)      60
10:ヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)    55
11:エサペッカ・ラッピ(トヨタ)      49
12:アンドレアス・ミケルセン(シトロエン) 39
13:ステファン・ルフェーブル(シトロエン) 30
14:マッズ・オストベルグ(Mスポーツ)   29


マニュファクチャラーズ・ポイントスタンディング


1:Mスポーツ ワールドラリーチーム   358
2:ヒュンダイ モータースポーツ     275
3:トヨタ ガズー レーシングWRT      225
4:シトロエン トタル アブダビWRT     198


(第11戦ラリー・カタルニア終了[2017年10月8日]時点)

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