2018/06/07 ニュース

ロードスターRFのエンジンが進化! 26馬力アップでもはや別物に!?

新色スポーツタン内装も追加

マツダは2018年6月7日、ロードスターに2度目の商品改良を行った。同日予約を開始し、発売は7月26日。今回は、RFの改良が大きなポイントだ。

photo by Kazuhisa Sawada ●上が改良を受けた新型で、下が旧型。ご覧のとおり、外観上の違いはまったくない
改良点は大きく分けると4点。・RF用2Lエンジンの改良・インテリアに新色「スポーツタン」を追加・先進安全装備「i-ACTIVSENSE」の標準化・テレスコピックステアリングの採用以上の4点だ。まずRF用2Lエンジンは、ピストンやコンロッドなど内部パーツまで変更する大幅な刷新を行った。目指したのは、人馬一体感のさらなる進化だ。抵抗を限りなく低減させるため、パーツの軽量化や吸排気のロスを低減し、最高出力26馬力、最大トルク5Nmそれぞれ向上。回転限界は6800から7500rpmまで高められた。
photo by Kazuhisa Sawada ●エンジンルームの見た目は、外観同様まったく違いがない
これらにより、常用域の加速感が向上し、高回転域の伸びも長くなった。テストコースでプロトタイプの先行試乗を終えたジャーナリストは、口々に「まったく違うクルマのように感じた」と言っていた。相当良くなっているはずだ。



●ピストン、コンロッド、クランクシャフトすべて変わった、新型のRF用2Lエンジン
インテリアの新色は、RFのVSグレードで選べる。ベージュの新色は「スポーツタン」と呼ばれるカラー。ちょうどNB型のタンに近い色合いだ。加えて、ブラックのレザーも選択できるようになり、レザーシートは全3色展開となった。

photo by Kazuhisa Sawada ●NBのタン色にも近いベージュレザー仕様の「スポーツタン」
また、このスポーツタン内装は、12月までの期間限定特別仕様車「キャラメルトップ」にも採用される。こちらはソフトトップ仕様で、幌の色は専用のダークブラウンとなる。高輝度アルミホイールとカラードドアミラーも装備され、また一味違ったロードスターの仕様が楽しめる。
photo by Kazuhisa Sawada ●幌はダークブラウン。「キャラメルトップ」と呼ばれる
そして、マツダの他車には採用されている先進安全装備「i-ACTIVSENSE(アクティブセンス)」も、ついにロードスターにも初搭載された。ロードスター、RFともにAT車のみの設定で、国の定める「サポカーS・ワイド」にも該当している。ただし、自動追従のACC(アダプティブクルーズコントロール)は非採用となっている。


photo by Kazuhisa Sawada ●前後バンパーにソナー、フロントガラス上部にはカメラが備わる。設定はAT車のみだ
最後は、テレスコピックステアリングだ。これは全車の装備だが、じつはこれはロードスター史上初めての採用。歴代のオーナーが一番ビックリするポイントかもしれない。テレスコピック機能は、手前に30mm引くことが可能。より幅広い体格に合わせて設定され、今までよりもドライビングポジション合わせが楽になった。昨年に続く、ロードスターの改良。買い時に困るものだが、ロードスター開発主査の中山氏は「どこかの受け売りではないですが、最新が最良です。今でしょ! と伝えておきます」と、若干旬の過ぎた言葉で表現してくれた(笑)。価格はロードスターが255万4200〜325万6200円、RFは336万9600〜381万2400円。

 ■RF VS(FR・6速AT) 主要諸元 【寸法㎜・重量㎏】 全長×全幅×全高:3915×1735×1245 ホイールベース:2310 トレッド:前1495/後1505 最低地上高:145 車両重量:1130 乗車定員:2人 【エンジン・性能】型式:PE-VPR 種類:直4DOHC 総排気量:1997cc ボア×ストローク:83.5mm×91.2mm 圧縮比:13.0 最高出力:135kW(184ps)/7000rpm 最大トルク:205Nm(20.9kgm)/4000rpm 使用燃料・タンク容量:プレミアム・45L WLTCモード燃費:15.2㎞/L 最小回転半径:4.7m  【諸装置】サスペンション:前ダブルウイッシュボーン/後マルチリンク ブレーキ:前Vディスク/後ディスク タイヤ:前後205/45R17 【価格】367万7400円
マツダコールセンター 0120-386-919オフィシャルサイト

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