2018/02/13 ニュース

マツダCX-5がマイナーチェンジ。進化型SKYACTIVを全面展開!

マツダはクロスオーバーSUV「CX-5」のマイナーチェンジを実施。2018年2月8日から全国のマツダ販売店で予約を開始。3月8日に発売する。今回の改良のトピックは最新のSKYACTIVエンジンの全面展開だ。クリーンディーゼルエンジンは、2017年12月発売のフラッグシップSUV「CX-8」に搭載した出力アップ版を、ガソリンエンジンは2L、2.5Lともに新技術を採用した進化型を搭載した。具体的には、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D2.2」は「急速多段燃焼」などの技術を採用。多人数乗車時や荷物を載せた際に従来以上の快適な走りと実用燃費の向上が期待できる。ガソリンエンジン「SKYACTIV-G2.0」および「SKYACTIV-G2.5」は、「エッジカットピストン」や「低抵抗ピストン」などの新技術を採用。さらに「SKYACTIV-G2.5」は「気筒休止」をマツダで初採用し、高速道路やバイパスなど一定速度の低負荷巡航での実用燃費を向上させた。また、「360°ビューモニター」をメーカーセットオプションで設定。「速度感応式オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付き)」を全グレードに標準装備するなど安全性や利便性を向上させている。このほか、フロントドアとリヤドアのパワーウインドーに「自動反転機構およびワンタッチ&タイマー付き」の採用。パワーリフトゲートをガソリン車にもメーカーセットオプションとして拡大設定している。マツダコネクトの機能も進化。CX-8や2017年12月に改良したデミオに搭載済みの、自車位置演算ユニットを全グレードに搭載。また、従来のGPSに加え、準天頂衛星「みちびき」やロシアの衛星測位システム「グロナス」に対応。さらにSBAS(衛星航法補強システム)からのデータの活用などで、高層ビルの多い場所や高速道路の高架下などでも自車位置測位と表示がより正確になった。 

バリエーション&価格(従来モデルと同じ)

[2.2Lディーゼル/6速AT]
XD Lパッケージ……4WD: 352万6200円/FF:329万9400円XDプロアクティブ……4WD: 322万9200円/FF:300万2400円XD……4WD: 303万4800円/FF:280万8000円
[2.5Lガソリン/6速AT]
25S Lパッケージ……4WD:321万3000円/FF:298万6200円25Sプロアクティブ……4WD:291万6000円25S……4WD:272万1600円
[2.0Lガソリン/6速AT]
20Sプロアクティブ……FF:268万9200円20S……FF:249万4800円
●XDプロアクティブ

「SKYACTIV-D 2.2」



「SKYACTIV-D 2.2」は、少量の燃料を多段かつ高圧で微細噴霧化して噴射することで静粛性と燃焼効率、高い環境性能を両立する「急速多段燃焼」を採用。また、「段付きエッグシェイプピストン」や「超高応答マルチホールピエゾインジェクター」、「可変ジオメトリーターボチャージャー」などの新技術によって、最高出力を従来11kWアップの140kWに、最大トルクは30Nmアップの450Nmに向上させている。同時に優れた燃費性能を実現している。 

「SKYACTIV-G 2.5」



●左が通常時のバルブ「開」の状態。スイッチャブルHLAが固定され支点となり、バルブがカムの動きに合わせて開閉する。右は気筒休止時。スイッチャブルHLAのロックピンが解除されることで作用点として働き、バルブが閉じたままとなる
「SKYACTIV-G 2.5」に採用された気筒休止システムは、高速道路の定速走行などの低負荷走行時に、休止する気筒の燃料噴射と点火を止める。同時にスイッチャブルHLAというバルブ休止メカニズムによって、吸排気バルブを閉じることで擬似的に小排気量化。燃費効率が向上する。  CX-5の詳しい情報はこちら 
マツダhttp://www.mazda.co.jp

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