2017/10/27 イベント

トヨタ Concept -愛iシリーズ -TMS2017速報-

人工知能を搭載した未来のモビリティ

Concept -愛iシリーズ

2017年1月にラスベガスのCESで公開された四輪モデル「Concept-愛i」に加えて、ユニバーサルな小型モビリティ「Concept-愛i RIDE」と歩行領域で使用する「Concept-愛i WALK」を出展。いずれのモデルにも共通するコア技術が、人工知能を応用して、ドライバーの感情認識や嗜好(しこう)推定を行う「人を理解する」技術。この技術と自動運転技術を組み合わせて、ドライバーを「安全・安心」に導く。そしてエージェント技術を組み合わせることで、ドライバーの気持ちを先回りした提案を可能とし、新しい「Fun to Drive」を提供する。

Concept -愛i RIDE

大開口のガルウイングと乗降口にスライドする電動シートを採用。車いすユーザーにも安心して乗降してもらえる構造としている。ガルウイングの開閉を利用して車いすの積み降ろしをサポート。簡単に後部へ収納できるようにシートの作動も工夫している。運転はジョイスティックのみで操作できる。インパネには”人を理解する”エージェントを配置。バリアフリー情報などを提供する。

 

■主要諸元 全長2500mm×全幅1300mm×全高1500mm ホイールベース:1800mm 乗車定員:2人 パワートレーン:EV 航続距離:100〜150km程度


Concept -愛i WALK

全長を人の歩幅以下、全幅を肩幅以下に抑えたコンパクト設計のモビリティ。歩行時に人が占有する面積と同等なパッケージとすることで、歩行者と同じ空間を走行できるようにした。ステア操舵機能を採用。体重移動による操作が不要で、誰でも簡単に操作できる。ハンドル部のセンサーやエージェントとの会話によりドライバーを理解して状況に合わせて安全な状態に導く。走行時に危険を察知した場合は警告とともに自動回避行動をとる。速度に応じたホイールベース可変機構を採用し停止時または走行時の安定性を確保している。■主要諸元 全長500〜700mm×全幅400mm×全高1130mm ステップ高:140mm 回転半径:全長未満 パワートレーン:EV 航続距離:10〜20km程度


Concept -愛i

Concept -愛iシリーズの代表モデル。人工知能により、人を理解するパートナーとして、新しい時代の「愛車」となることを目指した。キャビンを前出しした未来的なシルエットを持ち、シンプルで開放的なインテリアには、インパネ中央に位置するエージェントを起点としてインパネの意匠が外装まで連続するスタイリングとしている。3D-HUD(ヘッドアップディスプレイ)による直感的なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)とエージェントとの対話による新しい体験を可能とする。今回の出展内容の一部を搭載した車両で、2020年ごろに国内の公道実証実験を計画しているとのこと。
■主要諸元 全長4510mm×全幅1830mm×全高1475mm ホイールベース:2700mm 乗車定員:4人 パワートレーン:EV 航続距離:300km程度 
東京モーターショー2017 トヨタ出展ブース:西ホールWP02
 

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