2022/12/23 ニュース

三菱ミラージュが生産終了を発表。法規対応が難しく…生産は2023年2月まで

次期モデルはないのか…

三菱自動車は2022年12月21日、ホームページ上でミラージュの生産終了を発表した。ホームページでは「ミラージュは生産終了のため、ボディカラー、オプションなどがお客様のご希望に添えない場合がございます」と記載している。

ミラージュは1978年から2002年(ミラージュディンゴ)まで生産していたコンパクトカー。2012年に現行のコンパクトカーの世界戦略車を発売するにあたり、過去の名車のネーミングを復活させたのである。スリーサイズは全長3855㎜×全幅1665㎜×全高1505㎜で、当初は1L直列3気筒エンジンを積んでいたが、現在は1.2L直列3気筒を搭載している。

現行ミラージュはタイで生産して日本国内に輸入されているが、2023年2月末までにタイの工場での生産を終え、タイから日本に船積みし3月末までに国内での完成検査を済ませ出荷を行うというスケジュールになっている。現状では国内のディーラーではオーダーストップとなっており、在庫車のみの販売となっている。購入を考えている人はディーラーに急いだほうがよさそうである。なお、生産終了は日本国内向けのみで、そのほかの市場向けの生産はタイで続行する。生産終了の理由は、電動パワステの関連法規への対応が難しいということで、生産終了を決めたとのことである。

2012年に国内で輸入販売を始めた現行型ミラージュは、2022年11月末までに約5万7000台を販売(世界では約82万台を販売)。残念ながらコンパクトハッチバックの選択肢が1つ減ってしまうことになる。

〈文=ドライバーWeb編集部・吉川〉

ドライバーWeb編集部

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