2022/08/03 新車

スティングレーとターゲットが違う!? ワゴンRに新顔「カスタムZ」誕生

2段ヘッドライト風のワゴンRに代わってカスタムZが登場

スズキは2022年8月2日、ワゴンRに一部改良を実施し、8月30日から発売すると発表した。これまでワゴンRには3系統のフロントスタイルが存在。標準的なワゴンRハイブリッドFX/FA、2段ヘッドライト風のデザインを採用したスタイリッシュなワゴンRハイブリッドFZ、プレミアムなワゴンRスティングレーの3タイプであった。今回の改良では、2段ヘッドライト風のタイプがなくなり、「ワゴンRカスタムZ」として精かんなデザインを採用した新モデルがデビューした。

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ワゴンRカスタムZは、ワゴンR(FX/ハイブリッドFX-S)、ワゴンRスティングレーに加えて、新たな派生車として投入することで、ラインアップを広げて拡販を狙うという。月販目標台数はワゴンR シリーズ合計で6500台(ワゴンRスマイルを除く)。

歴代ワゴンRからの乗り替えユーザーを中心とした幅広い男女ユーザーをターゲットとしたベーシックモデルのワゴンR、プレミアム感を求めるユーザーや登録車からの乗り替えを意図したワゴンRスティングレーに対して、カスタムZはカスタムデザインを好む歴代ワゴンRからの乗り替えユーザーをターゲットに。カスタムZというネーミングには、アルファベットの最終文字として、この後がないという意味合いから転じて、“最高の”カスタムという思いを込めている。

カスタムZは、専用デザインのヘッドライト/フロントグリル/フロントバンパーを採用、カスタムらしい存在感のある意匠に仕立てた。インテリアはブラックを基調としながら、インパネカラーパネルやフロントドアアームレストに専用のブラウンメタリックの加飾を施すなど、力強さと上質感を表現。NAエンジン搭載のハイブリッドZXには15インチアルミホイールや本革巻きステアリングなどをセットオプションとしたアップグレードパッケージ(6万6000円高)を設定。ターボ車のハイブリッドZTもラインアップしている。価格は147万4000〜175万6700円。

標準系のワゴンRは、フロントグリル、フロントバンパーのデザインを変更。エントリーグレードのFAの設定がなくなり、FX系のみのラインアップに。5速MTも継続して用意している。価格は121万7700〜150万9200円。

最上級モデルのワゴンRスティングレーは、NAエンジン搭載モデルがなくなり、ターボ車(ハイブリッドT)のみのラインアップとなった。価格は168万8500〜181万1700円。

機能面では、単眼カメラ+レーザーレーダーを採用した衝突被害軽減ブレーキシステムの「デュアルセンサーブレーキサポート」が夜間の歩行者も検知するデュアルカメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」に進化。全車に標準装備とした点がニュース。全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線逸脱抑制機能はワゴンR FXグレードを除いて標準となっている。そのほか、オートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、運転席シートヒーターを全車に標準装備。また、コネクテッドサービスの「スズキコネクト」に対応し、全方位モニター用ディスプレイオーディオをメーカーオプションとして設定した(ワゴンR FXを除く)。

性能面では、車両の認証を取得する際に改めて燃費を測定し、ターボ車の燃費がFF 23.4㎞/L→22.5㎞/Lに、4WD 21.8㎞/L→20.9㎞/Lとなった。

■ボディカラー
●ワゴンRスティングレー(全6色)
・デニムブルーメタリック(新設定)
・フェニックスレッドパール
・ムーンライトバイオレットパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・スチールシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
●ワゴンRカスタムZ(全8色)
・デニムブルーメタリック(新設定)
・フェニックスレッドパール
・ムーンライトバイオレットパールメタリック
・ピュアホワイトパール
・スチールシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
・ノクターンブルーパール
・クールカーキパールメタリック
●ワゴンR(全10色)
・フォギーブルーパールメタリック(新色)
・テラコッタピンクメタリック(新設定)
・ダスクブルーメタリック(新設定)
・フェニックスレッドパール
・シフォンアイボリーメタリック
・アーバンブラウンパールメタリック
・ホワイト
・ピュアホワイトパール
・シルキーシルバーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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