マツダは6月22日、新型クロスオーバーSUV「CX-60」の予約受注を6月24日より開始すると発表。販売開始は今年9月を予定している。
パワートレーンは、PHEV、直6ディーゼル＋マイルドハイブリッド、直6ディーゼル、直4ガソリンの4種類。PHEVと直6ディーゼル＋マイルドハイブリッドは4WDのみで、それ以外はFRと4WDを設定する。トランスミッションは、全車8速AT。価格及びグレードは、下記のとおり。
【画像】実車撮り下ろし!! マツダCX-60（38点）■パワートレーン及び価格e-SKYACTIV PHEV：2.5L直4ガソリン＋モーター（4WDのみ）
・PHEV プレミアム モダン：626万4500円
・PHEV プレミアム スポーツ：626万4500円
・PHEV エクスクルーシブ モダン：584万6500円
・PHEV エクスクルーシブ スポーツ：584万6500円
・PHEV Sパッケージ：539万円
出力／トルク：後日公開
WLTCモード燃費：後日公開
■e-SKYACTIV D Mハイブリッド ブースト：3.3L直6ディーゼル＋マイルドハイブリッド（4WDのみ）
・XDハイブリッド プレミアム モダン：547万2500円
・XDハイブリッド プレミアム スポーツ：547万2500円
・XDハイブリッド エクスクルーシブ モダン：505万4500円
・XDハイブリッド エクスクルーシブ スポーツ：505万4500円
出力／トルク：254ps／550Nm
WLTCモード燃費：21.1km/L
■SKYACTIV-D 3.3：3.3L直6ディーゼル（FRの価格。4WDは22万5500円高）
・XD エクスクルーシブ モード：443万3000円
・XD Lパッケージ：400万4000円
・XD Sパッケージ：358万500円
・XD：323万9500円
出力／トルク：231ps／500Nm
WLTCモード燃費：19.8km/L（FR）／18.5km/L（4WD）
■SKYACTIV-G 2.5：2.5L直4ガソリン（FRの価格。4WDは22万5500円高）
・25S エクスクルーシブ モード：384万4500円
・25S Lパッケージ：341万5500円
・25S Sパッケージ：299万2000円
出力／トルク：188ps／250Nm
WLTCモード燃費：14.1〜14.2km/L（FR）／13.0〜13.1km/L（4WD）
■メカニズムCX-60は、縦置き高出力パワーユニットに対応した新開発プラットフォームを採用。前ダブルウイッシュボーン、後マルチリンクのサスペンションも新開発で、日常域での乗り心地と、ハイスピードシーンでの安定性を高次元で両立している。新開発のトルコンレス8速ATは、多段化によるなめらかで応答性のいい変速とワイドレンジ化により、走りと環境性能を両立。
人馬一体の走りの楽しさをさらに高める「キネマティック・ポスチャー・コントロール（KPC）」を採用。日常域でスムーズに動くサスペンション構造を生かしながら、ハイスピードのコーナリングにおいてもより一体感があり、より安定した旋回姿勢を実現する。
シートは、前後左右のGに対して乗員がバランスを取りやすいよう、骨盤を立たせるサポート構造を採用。バネとウレタンもクルマからのフィードバックを感じやすい特性に進化させることで、よりシンクロした人とクルマの動きを実現。
後輪駆動ベースの4WDシステム（i-ACTIV AWD）も新開発で、高いトラクション性能と理想的なハンドリング特性を実現する。減速時には回生協調ブレーキと連携し、前後の回生配分を最適化することで、効率的で安定した制動姿勢を実現する。
「マツダインテリジェントドライブセレクト（Mi-Drive）では、新たにEVモードとトーイングモードを追加。オフロードを含めたさまざまな走行シーンに最適な走りを提供する。
「ヒルディセントコントロール」はマツダ初採用。ドライバーがブレーキを踏み続ける必要がある急な下り坂において、ドライバーが任意に設定した車速を維持、安全な降坂走行をサポート。
ドライバーの体格に合わせて理想的なドライビングポジションを自動調整する自動ドライビングポジションガイドなどからなる「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」も採用する。
■デザインデザインコンセプトは、「ノーブルタフネス」。力強いFR骨格やインテリア空間のタフさの中に、魂動デザインの知性やエレガンスを表現している。堂々とした風格あるフロントフェイスと、ロングノーズ・ショートデッキの力強く動きのある骨格に加えて、魂動デザインの真髄である生命体が地面に踏ん張り、後ろ足で前に向かって跳躍するような生命感を表現。ボディサイドには、骨格の動きに連動する大胆な光の魅せ方によりエレガントな面質を表現する。
インテリアでは、幅広なインパネやサイドルーバーからドアトリムへ連続する造形がワイドでリッチな空間を創出。前後を貫く大型コンソールは、FRらしい強力なトランスミッションとその先にある縦置きエンジンの存在を感じさせ、構造的な強さを表している。
ボディカラーには、第三の匠塗カラーである「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を初採用。これは、禅の世界の「無」から着想したカラーである。
■安心・安全先進安全技術では、ドライバーの以上を検知して事故の回避・被害軽減を図る高度運転支援技術のひとつとして「ドライバー異常異常時対応システム（DEA）」を初採用。加えて交差点右左折時の事故回避をアシストするなど、マツダ初採用の先進安全技術を複数搭載する。
狭い場所でも周囲の状況を確認できるよう、360°ビュー・モニターに加えて、シースルービューも採用。TFT画面は12.3インチのフル液晶メーターで、センターディスプレイにも12.3インチを採用。アクティブ・ドライビング・ディスプレイは、視認性や瞬読性を大幅に向上している。
衝突安全技術では、マルチロードパス、軸圧縮フレーム、骨格のストレート化などにより、エンジン縦置きレイアウトながらクラストップレベルの歩行者保護性能と前面衝突安全性能を実現。また、強度の異なる高張力鋼板を組み合わせたBピラーを新たに採用し、製造時・走行時の温室効果ガスの低減を図りながら、側面衝突時の必要性能も向上させている。
〈文＝ドライバーWeb編集部〉
