2022/02/09 新車

新生ヒョンデ発進! ZEVのみ、オンライン販売のみで5月にオーダースタート

●ZEVのみの商品ラインアップでリスタートした、ヒョンデ。ドイツで2022年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、アイオニック5が販売の中心となるか。



2022年2月8日、ヒュンダイ改め韓国の自動車メーカー「ヒョンデ」が、2009年12月の撤退以来、12年ぶりに日本市場へ復帰すると都内で発表した。

今回の導入モデルは、BEV(電気自動車)の「アイオニック5(IONIQ 5)」とFCEV(燃料電池車)の「ネッソ(NEXO)」という、ZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)2車種。

ヒョンデ
ヒョンデ

幾何学的なデザインが特徴的なBEVのアイオニック5は、後輪駆動(170馬力および217馬力、350Nm)と4WD(305馬力、605Nm)があり、最大72.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。WLTCモードで最大618kmの航続距離を実現する。4グレードの設定で、価格は479万〜589万円だ。

ヒョンデ


FCEVのネッソは、最高出力95kWのFCスタックと、163馬力と395Nmを発揮する電気モーターを搭載した前輪駆動モデル。3本で計156.6Lの70MPa水素タンクと、1.56kWhの駆動用リチウムポリマーバッテリーで820kmの走行が可能。こちらはモノグレードで、価格は776万8300円だ。

販売は自社ウェブサイト/アプリからのオンライン販売のみで、5月に受注開始、7月にデリバリー開始となる予定。またサブスクリプションも展開される。点検や整備は全国の協力整備工場で実施。今夏には試乗や購入相談ができる「Hyundaiカスタマーエクスペリエンスセンター」が神奈川県横浜市にオープン予定だ。試乗車はカーシェアリングサービスのAnyca(エニカ)にも用意される。

果たして2度目の日本で成功できるのか、またテスラやボルボと勝負出来るのか、要注目である。


<文=竹花寿実 写真=竹花寿実/編集部>



ドライバーWeb編集部・青山

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