2022/02/04 ニュース

エアバッグ不良で生産中止していた日産ルークス/三菱eKスペースが対策を発表…近日中にリコールを届出

問題のエアバッグは運転席用だった

軽スーパーハイトワゴンの日産ルークス、三菱eKスペース/eKクロス スペースは、衝突試験の一部条件下でエアバッグが想定どおりに展開しない可能性が判明したため、2021年12月3日以降、生産・出荷と登録を停止。このほど原因の特定を行い、対策が決定し、2022年2月11日から生産と出荷を再開すると同年2月4日に発表した。

もともと前面衝突試験において、運転席エアバッグの特定の展開挙動で、法規要件の一部を満足できない恐れがあることが、社内の定期検査で発覚。これに起因する事故は発生していないという。

対策としては、運転席エアバッグ内部に吊り紐を追加し、当初設計した位置でエアバッグがつねに展開作動するように制御。また、こうした対策をさらに安定化させるため、運転席側にニーエアバッグを全車で標準装着することになった。日産はこれに伴う価格の変更はなく、三菱は確認中とのことである。なお、すでに販売した車両(2020年12月以降の生産車両)については、近日中にリコールの届出を行う見込みだという。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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