2022/01/07 新車

新型ステップワゴンが「わくわくゲート」をやめた本当の理由

●初代のようなリヤコンビランプが特徴の新型ステップワゴン

■先代のアイデア装備だった「わくわくゲート」

先代のホンダ ステップワゴン(2015年4月発売)で特徴的な装備だったのが「わくわくゲート」。大きな縦開きのテールゲートに、横開きのサブドアを設けて使い勝手を向上させた新提案のアイテムであった。サブドアは左横開き式で、荷物の出し入れのほかに、3列目の乗員の乗降にも使えるという点が売りだった。機構的には、テールゲートの中央からやや運転席側に、サブドアのヒンジがビルトインされ、リヤガラスはピラーと分割線によって左右が分断されていた。わくわくゲートは当初、タイプ別の設定だったが、最終的には全車標準装備となるものの、非装着車(通常の縦開き式テールゲートを装備)を一部グレードに設定する形になった。


●先代ステップワゴン


●わくわくゲート非採用のモデルもあった

このわくわくゲートを新型にも継承するのか!? 使ってみれば非常に便利な機能だが、先代の販売が伸び悩む原因にもされてしまうなどどうやら雲行きは怪しかった。そこで新型を見ると、やはり廃止されていた。なぜ新型に受け継がれなかったのか、その本当の理由について開発責任者を務めるLPLシニアチーフエンジニアの蟻坂篤史氏に伺った。

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING