2022/01/06 新車

【新型ゴルフGTI試乗】走りだけでなく上質さも兼ね備えた史上最良の“プレミアム”GTI!

●VW 新型ゴルフ GTI。フロントバンパーには専用デザインのフォグランプが収まる




■エアロダイナミクス性能も向上



VWゴルフはドイツはもちろん、ヨーロッパを代表するCセグメントカーだ。だが、最近はあまり使われなくなったものの、かつてヨーロッパではCセグメントのことを「GTIクラス」と呼ぶこともあったくらいで、「ゴルフといえばGTI」というイメージが強い。かつてのGTIはそれだけ存在感があったというワケだ。1976年に初代が登場してから、全世界で累計230万台以上、日本国内だけでも6万4000台以上が販売されたというのも納得である。

そんなゴルフのイメージリーダーである、スポーティグレードの新型GTIがついに日本上陸。静岡県御殿場市でその走りを早速体験することができた。

GTI
●VW 新型ゴルフ GTI


新型であるゴルフ8のGTIは、まずルックスから個性的だ。エクステリアは、前後バンパーやディフューザー、サイドスカート、リヤスポイラー、LEDフォグランプが専用で、フロントにはGTIであることを示すレッドのストライプもあしらわれている。

もっとも目を引くのは、フロント左右に備わるチェッカーフラッグ型に配置されたLEDフォグランプだろう。機能とデザイン性を融合し、GTIのスポーティネスをうまく表現したディテールである。

特筆すべきはエアロダイナミクスの進化だ。Cd値を先代GTIの0.30から0.275へ向上させた。さらにリヤアクスルのリフトを減らし、フロントアクスルに配分することで、前後アクスルのリフトバランスを最適化。これにより高速域におけるスタビリティ向上を果たした。

GTI
●VW 新型ゴルフ GTI


インテリアには、伝統のタータンチェック柄のスポーツシートや、専用ステアリングホイールなどを装備。デジタルコクピットの表示もGTI専用のスポーティなデザインとなっていて、ドライバーの気分を盛り上げてくれる。


ドライバーWeb編集部・青山

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