2022/01/03 新車

【新型ゴルフのベストバイか!?】最新ディーゼル搭載のゴルフTDIは走りも楽しめるGTカーだった!

●最新2Lディーゼルエンジンを搭載する、VW 新型ゴルフTDI


■排ガスの浄化はもう心配ご無用


2021年6月に日本上陸を果たした新型フォルクスワーゲン(VW)ゴルフ。8代目となる新型は、先代から横置きエンジン用のモジュラー・プラットフォーム「MQB」を継承しながら、走りと快適性を向上させるとともに、大幅なデジタル化やADASの充実などにより、一層洗練されたモデルとなった。ワゴンボディのヴァリアントも追加され、徐々にラインアップが充実している。

そんなニュー・ゴルフに、クリーンディーゼルエンジンを搭載した「TDI」が加わった。15年に発覚したディーゼルゲートでは、何かとネガティブな話が飛び交ったVWグループのディーゼルエンジン。しかし、その後はしっかり改良が加えられ、今はもう何も心配する必要はない。むしろ新型ゴルフTDIに搭載された新型ディーゼルエンジンは、排出ガスのクリーン化が徹底的に施されている。


ゴルフ
●ゴルフ TDI Rライン(FF・7速DCT)


新型ゴルフTDIが搭載するのは、「EA288 evo」と呼ばれる2L直4直噴ディーゼルターボ。このエンジンは、「ツインドージング」と呼ばれる排ガス浄化システムを採用している点が特徴だ。

このシステムは、エンジン直後に「第1SCR(酸化還元触媒)」、アンダーボディに「第2SCR」と2系統のSCRシステムを搭載している点が特徴で、エンジン始動直後や低負荷走行時は第1SCRが、高負荷走行時には第2SCRが排気ガスを浄化。

この2つのSCRを用いることで、NOx排出量を従来比で最大80%も削減。ユーロ6d排ガス規制に適合させた。しかも、酸化還元に用いるAdBlue(尿素水)は、第1、第2の双方で噴射するが、使用量は従来と変わらないという。

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●わずか1600回転で360Nmものトルクを発生する、2L直噴ディーゼルターボ


最高出力150馬力/3000〜4200rpm、最大トルク360Nm/1600〜2750rpmのスペックは、従来のEA288型と最高出力は同じだが、最大トルクは20Nm大きく、発生回転数も低くなっている。結果、WLTCモード燃費は20.0km/Lと、先代(18.9km/L)からさらに向上した。


ドライバーWeb編集部・青山

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