2021/12/29 ニュース

【NHK BS1】ホンダF1最後の戦い、その舞台裏に迫る【1月2日放送】

本田技術研究所 HRD Sakura センター長 兼 F1プロジェクト LPL 浅木泰昭氏

2022年1月2日(20時〜21時49分)にNHK BS1スペシャルで「30年ぶりの栄冠! ホンダF1最後の戦い」が放送される。

2021年限りでF1撤退を発表していたホンダ。最後のシーズンとなった2021年、歴史上かつてない激戦が繰り広げられ、最終戦で30年ぶりの栄冠に輝いた。番組では、レース映像と関係者の証言を積み重ね、ホンダF1最後の戦いを克明に伝える。



「勝って世界一になる!それをモノ作りに活かす」創業者、本田宗一郎の言葉。レースは会社のDNAとして、長年、ホンダは世界最高峰の自動車レース、F1に挑戦してきた。激しい競い合いのモータースポーツを通じて、最先端技術を開発。技術力を基に会社を大きく成長させ、若いエンジニアの育成を行ってきた。

しかし、ホンダは2021年限りでF1からの撤退を発表した。地球温暖化を防ぐ、脱炭素の目標に向けて、資金、人材など会社の資源を集中させるためだ。社内で撤退に奮起したのは、F1マシンの心臓部、パワーユニットを開発してきた技術者たちである。開発責任者の浅木泰昭は覚悟を決めた。「このままでは終われない!最後の年に、何が何でもチャンピオンを獲りたい」・・・

1番になるために、ホンダの技術者たちは、「もっとパワー!もっと速く!もっと信頼性!」を合言葉に、全力で技術を磨き上げた。短期間に開発するために、3Dプリンターで部品を作ったり、ジェット機部門の技術を応用したり、全社体制のオールホンダで挑んだ。

そして、3月、2021年シーズンが開幕。新しいパワーユニットを搭載したレッドブル・ホンダのF1マシンが躍動する。マックス・フェルスタッペン選手がメルセデスの絶対王者、ルイス・ハミルトン選手を破り、伝統のモナコグランプリで初勝利!さらに、シーズン前半戦、チームとして5連勝するなど、快進撃を達成した。しかし、その後、相次ぐクラッシュやメルセデスの猛烈な巻き返しを受ける。ドライーバーズ部門は歴史上かつてない激戦が繰り広げられる。

最終の第22戦、アブダビグランプリ、ポイント同点で2人が並ぶ。レースはハミルトン選手がフェルスタッペン選手を引き離す。ラスト5周、誰もが負けたと思った瞬間、勝利の女神がレッドブル・ホンダに舞い降りる。

なぜ、30年ぶりの栄冠に輝いたのか? 番組ではレース映像と関係者の証言を積み重ね、ホンダF1、最後の戦いを克明にドキュメントしていく。

(以上、NHK広報資料より)


〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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