2021/12/26 コラム

JAOS流Jeepカスタム。Jeepの「味」を残しながらスタイリングや乗り味を日本人の好みにアレンジ

見た目はタフなのに中身は乗り手に優しい!
 
Jeep_JAOS
JAOS

 
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JAOS 内田悦哉さん
 
●「どの製品も『ノーマルとの違いを明確に感じられる』ように開発しました。JLを素材にしたジャオス流の味付けをご堪能ください」
  


日本のラングラーには日本のジャオスがある
 
ジャパンオフロードサービス、略してJAOS(ジャオス)の創業は1985年。当時は「四駆=好事家の乗り物」という認識で、海外製の4WDパーツが幅を利かせていた時代に、日本人の感性を採り入れ、国内の使用環境にフィットする製品をリリースし、後のRVブームのきっかけを作った。
 
ジャオスがラングラーのアイテムを本格的に手がけるようになったのは先代のJKから。「YJやTJの時代は2ドアのみで敷居が高かったのが、JKで4ドアが加わったことで一気にマーケットが広がり、われわれ国産パーツメーカーの製品を受け入れていただける環境になったのかな」と当時を振り返る、広報担当の内田悦哉さん。
 
キャッチコピーは「日本のJeepには日本のジャオス」。Jeep独特の「味」を残しながら、乗り心地やスタイリングなどを日本人好みにアレンジした結果、国産車からラングラーに乗り替えた新規ユーザーを中心に支持が広まっていった。
 
すべてのアイテムが車検に適合し、有力サプライヤーとの共同開発でクオリティやフィッティングの高さもお墨付き。正規ディーラーでも扱われている信頼のブランドだ。
 
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目指すはリーガルベスト! 完全車検対応のアイテム群
 
ラングラーに秘められた4×4の香りを残しながらも「やりすぎない」のがジャオス流のカスタム。
 
例えばJK用を継承したフロントスポーツカウル。機能的なクロスカントリーバンパーをモチーフにしながら、重量のかさむスチールではなく樹脂にすることで、造形の自由度を高めながら軽量化も両立。オプションのスキッドプレートとランプバーを追加するとオフローダーらしいタフな面構えに。
 
開発に時間を費やしたのがマフラー。トランスミッションが8速に多段化されたことで加速時にキックダウンの頻度が高まり、エンジン回転数の上昇に比例して音量も大きくなるので、それを基準値内に収めながら納得のゆく音質にするために、さまざまな消音方法を試した。
 
ラングラーのサスは前後リジッドだが、独立懸架に近い乗り味とハンドリングを目指したサスキットも自信作。純正比のリフトアップ量は約40mmで、KYBのモノチューブダンパーとチタン配合のばねを組み合わせることで、突き上げを抑えた「腰に優しい」乗り心地を実現。加えて、確かな手応えが得られる操舵フィールも美点だ。
 


国産車からの乗り替えユーザーも納得の逸品
 
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●純正バンパー比で約3kg軽くなりフロントオーバーハングの軽量化に寄与。オプションのランプバーは小~中型ランプを2灯装着可
 
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●電着塗装とブラック粉体塗装を施したスチールパイプと耐候性に優れた足掛けを一体化
 
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●ドアハンドルのひっかき傷や汚れを防ぎながら、カーボン調のデザインでドレスアップ
 
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●ショットブラストと電解研磨を施し傷がつきにくく、バンパー下にアクセントを与える
 
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●前輪が跳ね上げる飛び石からボディ同色フェンダーを保護。カーボン柄がアクセントに
 
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●リムを縁取る頑丈なビードロックを模したダミーボルトと、5スプリットディッシュスポークがラングラーの足元に力強さを与える
 
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●エンジンの高鳴りとエキゾーストノートの盛り上がりがシンクロし、ラングラーを操る楽しさを演出。4本出しテールがカッコいい
 
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●ダンパーはKYBの単筒式。安定した減衰力と高い接地性を発揮し、突き上げを抑える
 
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●トレッドに詰まった小石や泥の飛散を防ぐ。車種別専用取付キットを使うと装着が容易に
 
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●リフトアップ量は40mm。チタン配合のコイルが「柔らかくコシのある」乗り味を実現
 
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●ワインディングや高速で欲しかった、日本仕様のユーザー待望の左足の置き場所を設定
 
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〈文=湯目由明 写真=山内潤也〉


■問い合わせ先
ジャオス
TEL:0279-20-5511
https://www.jaos.co.jp

ドライバーWeb編集部

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