2021/12/26 コラム

“自分色”のラングラーに仕立てられる「タイガー流」カスタム｜タイガーオートタイガーパッケージ for ジープラングラー（JL）

TIGER AUTO
TIGER PACKAGE for JEEP WRANGLER（JL）

Jeep_TIGERAUTO

ラングラーカスタムの「座標軸」であり続ける

ラングラーカスタムの「指標」になっているタイガーパッケージ。その歴史は古く、RV車が隆盛を極めた1990年代までさかのぼる。一世を風靡したチェロキーとグランドチェロキー、三菱ジープやランクル80にも設定されていた。

パッケージの展開はオーソドックスなＡタイプ、少し内容の濃いＢタイプ、“裏メニュー”的なＣタイプと、四駆カスタム初心者にもわかりやすい内容になっている。

各メーカーがSUVをラインアップし「猫も杓子も」の時代にあって、四輪リジッドサスとフレーム構造を堅持するラングラーは「異端」な存在かもしれない。しかし、納期はカタログモデルで半年以上と人気は増すばかり。タイガーパッケージを求めるユーザーも他銘柄からの乗り替えが大半で、「アウトドアで映えるから」、「4ドアがあるから」という理由で、3列シートの国産ミニバンから乗り替えるファミリーが多いという。

ノーマルでも存在感抜群のラングラーだが、これだけ販売好調だと街なかですれ違う機会も多い。「数あるSUVや4×4のなかから、あえてラングラーを選ぶ理由は個性を求めているから。ファッションと同じで“被り”を嫌う人にとってノーマルでは飽き足らず、程よいカスタムで“自分色”を出したいんでしょうね」と、タイガーパッケージが支持される理由を推察する、代表の山中哲治さん。

「タイガー流」のカスタムで、ラングラーの個性はどれだけ輝くのか。次ページでその魅力に迫る。

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本格クロカンの風格漂う王道のカスタムメニュー

Ａタイプのカスタムメニューはきわめてシンプル。エクステリアでノーマルとの相違点を挙げると、リフトアップ、タイヤ＆ホイール、バンパーぐらい。最小限の変更でイメージを大きく変えるのがタイガーパッケージの妙味といえよう。

まずはフロントバンパーとオーバーフェンダーの「つなぎ目」に注目。フロントバンパーライナーをカットし、バンパーとフェンダーがセパレートに。本来の目的は大径タイヤを履かせた際の干渉防止だが、かつてのYJやTJラングラーのように、バンパーとフェンダーが開いているほうがJeepらしく見えるため、タイガーパッケージのアイコンになっている。

バンパーとフェンダーのクリアランスが開くことでゴツゴツとしたタイヤのトレッドが露わになるが、それを際立たせるのがノーマル車高に対し約30mmアップのコイルスプリング。ファミリーユーザーを考慮してノーマル並みの乗り心地を担保するが、オプションで減衰力調整式ショックアブソーバー（デモカーはランチョのRS9000XL）を組み合わせると、好みの硬さにセットアップできる。

タイガーパッケージはタイヤ＆ホイールの選択肢が豊富だが、標準装備は17インチのオールテレインタイヤに、アルミホイールはMLJのエクストリームＪ・XJ04の組み合わせ。骨太なクロススポークのディスク面とリムフランジに施したビードロックリング風の意匠で、足元をワイルドに魅せる。

A TYPE PACKAGE

Ａタイプパッケージの内容はこれ！

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