2021/12/15 モータースポーツ

「川名賢のラリー・セヴェンヌ参戦記 03」本番前のチームテスト開始! あのモンテカルロのステージを貸切!?


■コンディションは生憎のウエット


皆さんこんにちは、ラリードライバーの川名です。
今回はラリー・セヴェンヌ参戦記の3日目の様子をお伝えします。

本日は待ちに待ったチームテスト!
前回のモンブラン以来にプジョー208ラリー4をドライブします。

kawana


今日の気温は10℃、さすがにフランスのメカニックガイたちも寒そうです。

今日のコースは以前WRCモンテカルロでも使われていたSSを占有したそうです! それを聞いただけでも極東の島国に住む僕には感無量で涙!! って感じです。

今回のラリーは路面がバンピーでツイスティなのが特徴らしく、本番に似たステージをテストで毎回用意してくれるのもすばらしいですよね!

と言いながらも、路面はご覧の通りウエット(泣)
チームメイトでVWポロR5をドライブするジョルダーノから、「めちゃ滑るぜー!!」と脅されますw

kawana
●ご覧の通り、路面は黒光りしています……

でも、週末のラリーは雨予報の情報が入っていたので、このコンディションでテストできたのはとてもラッキーでした。前回のモンブランではウエットのセットが出せていなかったので、午前中はウエット用、午後はドライ用のマシンセットをしようとエンジニアのクレモと作戦会議しました。


今回のメニューは、車高の高さ、サスペンションの動きのスピード、タイヤのコンパウンド、駆動系LSDの仕様変更などやることが目白押し。

走ってはコメントをしてセットを変え、走ってはコメントして部品を変えてを繰り返します。

kawana

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前戦モンブランの時からエンジニアも色々考えたらしく、今回はウエットセッティングがいい方向に進み、手ごたえがある感じでした。


ドライバーWeb編集部・青山

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