2021/11/10 カー用品

ヨコハマ アイスガード7は、高い次元で両立した氷上・雪上性能。インフォメーション性の高さも売りのスタッドレスタイヤだ

4年ぶりに刷新されたヨコハマのスタッドレスタイヤ、アイスガード7。ヨコハマ史上最高の氷上性能をうたう最新作だ。北海道のテストコースでその実力を試した!

iceGUARD7
YOKOHAMA
iceGUARD 7
〈ヨコハマ アイスガード セブン〉
 
■サイズ:155/65R13 73Q〜245/40R20 95Q
(編集部調べ実勢価格:1万〜6万円)
 


iceGUARD7

滑りそうな不安感がない
 
今シーズン登場したヨコハマの最新スタッドレスタイヤ、アイスガード7。その特徴は、相反すると言われる氷上性能と雪上性能の両立だ。
 
トレッドのエッジ量とグリップ性能の関係を分析すると、氷上性能はエッジ量を増やせば上がるが、ある点を超えると落ち込んでいく。一方、雪上性能は溝・サイプのエッジ成分が多くなるほどその性能は向上する。
 
そんな分析を基に、ヨコハマでは、氷上性能が最大となるエッジ量でトレッドデザインを設計。リブデザイン(縦溝主体のデザイン)を基本に接地面積を稼ぎながら、要所に横溝を配置してエッジ量を確保した。その結果、先代と比べて接地面積約3%増、ブロック剛性約5%増、エッジ量30%増を実現している。
 
iceGUARD7

コンパウンドも進化。ウルトラ吸水ゴムと名付けられたアイスガード7専用コンパウンドは、前商品から実績のある「新マイクロ吸水バルーン」に加え、吸水性能・低温での柔軟性に優れる新素材「吸水スーパーゲル」を採用して吸水性能を向上。さらにマイクロエッジスティックによって引っかき性能もプラスしている。
 
氷盤路でその実力を試すと、ブレーキ時の減速感が先代アイスガード6と明らかに違う。停止後の発進も、アクセル操作に気を遣う必要もないほど容易に走り出せるのには驚いた。
 
氷とタイヤの間にあるはずの水分量が明らかに少なく感じられ、ゴムが氷の分子に密着しているような感触さえある。そのため、滑る不安感が少なく安心感が高いのだ。
 
絶対的な性能はもちろんだが?
 
ここまで氷上性能が高いと、雪上性能はそれほど期待していなかったのが正直なところ。冒頭でも書いたように、氷と雪の性能は両立しにくいからだ。だから、「先代と同じぐらい」でも十分と考えていた。
 
しかしである。雪の上で走り出した瞬間、路面の様子が手に取るようにわかる。グリップ感がスゴイのだ。しかも単に性能が高いだけでなく、「グリップする」、「グリップが弱い」、「滑る」という路面の様子を不思議なくらい感じ取れる。もともとヨコハマのスタッドレスタイヤは、インフォメーション性に優れていたとはいえ、この安心感は非常に好ましい。

iceGUARD7
 
タイヤが滑り出してもエッジの引っかかりやコンパウンドが雪の路面に密着している感覚がなくならないので、クルマがとめどなく滑ってしまうような不安感がない。
 
もちろんこれは雪上だけでなく氷上でも同様だ。絶対的なグリップ性能の高さは当たり前になっている昨今のスタッドレスタイヤ。でもそれ以上に大切なのが不安を感じないこと、つまり安心して走れること。アイスガード7は、氷雪上グリップという基本性能を高めたうえで、「安心」という性能を作り込んでいた。
 


iceGUARD7 
氷上制動14%向上

●先代のアイスガード6と比較して氷上ブレーキングは14%短くなっている。また、氷上での発進は15%、氷上コーナリングも7%それぞれ向上。凍結路面での安心感は絶大だ
 
iceGUARD7
●イン側に幅広リブ、センターには縦長のベルトブロックを配置することで氷上での発進・制動時にしっかりと接地。アウト側に互いに支え合う大型ブロックを採用、コーナリング時でも倒れ込まずに路面を捉える。また、先代では摩耗とともに細くなる形状だったサイプを改良、50%摩耗時にサイプが太くなる「クワトロピラミッド グロウンサイプ」を新開発。氷を引っかくエッジ効果を摩耗時もキープする
 
iceGUARD7
 
 
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〈文=斎藤 聡〉
 

■問い合わせ先
横浜ゴム
TEL:0120-667-520
https://www.y-yokohama.com

ドライバーWeb編集部