2021/10/29 新車

【本国発表】メルセデス・ベンツのSLが約10年ぶりのフルモデルチェンジ! メルセデスAMGがゼロから設計し、PHEV登場も間近か!?

●メルセデスAMG SL63 4マチック+


■流用一切ナシの新プラットフォーム


プラットフォームは、メルセデスAMGにより完全にゼロから開発された、複合アルミニウム構造の新しいロードスター用アーキテクチャで、先代SLやAMG GTロードスターから流用した部分はひとつもないという。アルミニウムのほかに、マグネシウムやカーボン、スチールなどを使用したボディは、先代比で捻り剛性は18%向上。またAMG GTロードスターと比較しても、横方向の剛性が50%、縦方向の剛性は40%もの向上を果たした。もちろん「SL(スーパー・ライトの頭文字)」だけに、ホワイトボディの重量は約270kgと軽量だ。

エアロダイナミクスも徹底的に磨き上げられている。具体的には低ドラッグと低リフトの完璧なバランスを目指して開発された。ロアエアインテークグリルの裏とアッパーエアインテークグリルの裏に備わる2ピースのアクティブエアコントロールシステムであるエアパネルと、80km/h以上で5段階に可変する車両後部の格納式リヤスポイラーを採用した結果、Cd値は0.31というオープンスポーツカーとして理想的な数値を実現した。

SL

また、AMGドライビングモードで作動する、アンダーボディのエンジン前方に備わるカーボン製のアクティブエアロダイナミックエレメント(重量約2kg、オプション)は、80km/hで約40mm下向きに伸びてベンチュリ効果を発生。より正確なハンドリングと高いコーナリング性能を実現する。

ドライバーWeb編集部・青山

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