2021/10/29 新車

【本国発表】メルセデス・ベンツのSLが約10年ぶりのフルモデルチェンジ! メルセデスAMGがゼロから設計し、PHEV登場も間近か!?

●メルセデスAMG SL63 4マチック+



■2+2が復活


航空機のコクピットをイメージしたというインテリアは、高品質な素材と徹底した作り込みにより、スポーティネスとラグジュアリー、そしてハイテクが見事に融合した「ハイパーアナログ」なデザインとなっている。エアコン吹き出し口はジェットエンジンのタービン状のデザインだ。ドライバー正面に備わる12.3インチの3Dデジタルメーターパネルは、CクラスやSクラスとは異なり、オープン走行時に反射を防ぐために周囲が囲われている。11.9インチのタッチディスプレイも、12〜32度に角度調整が可能だ。

SL

ツインスポークデザインの最新世代AMGパフォーマンスステアリングホイールには、2つのカラーLCDディスプレイを備えたAMGステアリングホイールボタンを装備。これを回すまたは押すことで、「スリッパリー」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、「インディビデュアル」、「レース(SL 55 4マチック+はオプション)」と6種類ある走行モードや、パワートレーン、シャシーなど個々の機能のモード切り替えが可能となっている。

標準で備わるMBUXインフォテインメントシステムは、新型Sクラスにも採用された最新の第2世代で、直感的な操作ができ、高度な学習機能も備わり、多彩な機能を搭載する。ニューSLでは5つの専用表示スタイルを搭載し、「AMGパフォーマンス」や「AMGトラックペース」といった特別なメニューも備わる。

2001年まで生産された5代目のR129以来となる、「2+2」の4人乗りとなった点も新型のトピックだ。ただし、後席乗員は身長150cmまでとなっているので、実際には子供用といったところ。ISOFIXチャイルドシートの装着も可能だ。

SL

ソフトトップの復活もR129以来である。従来のバリオルーフに代えて採用したソフトトップは、1平方メートルあたり450gと軽量ながら、3層構造で優れた遮音性能を実現。またバリオルーフから21kgの軽量化を達成した。開閉に要する時間は15秒で、車速が60km/h以下であれば、走行中でもセンターコンソールにある開閉スイッチ、またはタッチディスプレイの操作で開閉できる。ちなみにトランク容量は、ルーフオープン時が213L、クローズ時は240Lとなっている。

ドライバーWeb編集部・青山

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