2021/10/21 オーナーズボイス

「買うなと勧められて」41年…奇跡のワンオーナー「ランクル40系」愛車物語

●実走行距離は8万2000kmあまりのランクル40系


■主治医がいる安心感



十数年前に新車当時と同じ色でボディを塗装(クリア塗装も追加)しました。購入から40年を過ぎるとパーツが製造中止になり、在庫がだんだんと底をつき始めてきています。


●室内中央下方にあるレバー3本は、左からウインチレバー、中央の大きいものがミッションレバー、右が2駆(後輪駆動)と低速用4駆の切り替えレバーです。そして、メーター左側の「FD(フロントドライブ)」ノブが高速用4駆への切り替えスイッチです

2年ほど前にはヘッドライトの片方が切れました。当時のヘッドライトはライト全体にガスが入っていて、切れたときにはライト全体を交換するものだったのですが、最近はバルブ本体の交換になっているようでディーラーではその代用パーツしか手配できないとのこと。

そのことを近くの民間修理工場に行って話したところ、「インターネットで探してあげますよ!」と。1カ月ほど待って、やっと品物が入荷して、一難を乗り越えホッとひと安心。その後は夜の出動も億劫になっています。

そして、先日は晴天時にドライブしていると、車内にいつもと違うにおいが…。メーター関係には異常はないようでしたが、何かおかしいと思い、駐車場に入り、ボンネットを開けて目を凝らして見回しました。すると、ラジエターの冷却水が通る小さなホースから、冷却水(不凍液)が漏れてにおいを発していたのでした。あわてて水温計を見ながら30分ほど自走してディーラーに緊急入院。


●エンジンはダイハツが開発した2B型3.2Lディーゼル(93馬力/22.0㎏m)を搭載。先日ラジエターホースからの冷却水漏れで、ホースとホースバンドが新品になりました

直径3㎝、長さ10㎝ほどのラバーホース1本を全国のディーラーから探してもらうも、指定の純正部品は在庫ゼロ。今の大分トヨタにはランクル40系には特に詳しい若手のメカニックがいます。彼は全国にランクルのネットワークがあり、パーツの融通し合いや指定の部品番号とは異なるものの、多少の加工で装着できるといった情報を持っています。小生のランクルにとって、なくてはならない貴重な“ランクル主治医”なのです。

その彼が大分トヨタに入社する数十年前の、車検時の会話を思い出しました。「筬島さん、車検は完了したのですが、何で後部座席の間にヒーターを付けたんですか? じゃまで荷物も載らないでしょう?」と当時の社員さんに言われたのです。「私もそう思いますが、これは新車当時からですよ」と。「え〜!! 新車からこんな所にヒーターが付いているんですか? 知らなかった〜」という当時の懐かしい思い出です。

ドライバーWeb編集部

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