2021/10/18 ニュース

トヨタRAV4のハイブリッドに待望のアドベンチャー顔!…価格は約380万円!? 

●ハイブリッドよりもガソリン車が人気だったRAV4

■RAV4アドベンチャーにハイブリッドがなかった理由


新型ランドクルーザー(300系)のオフロード試乗会場に意味アリ気に展示されていたのが、トヨタハイブリッドのシンボルマークを付けたRAV4アドベンチャーだ。

RAV4ハイブリッド アドベンチャーはこの9月、欧州で2022年モデルとして先行発表されている。だが、展示車は完全な日本仕様。つまり、国内向けのプロトタイプである。


●ボディカラーも新設定色。2トーンの設定は現在と同じくアドベンチャーのみか!?

RAV4の国内販売比率はガソリン車がハイブリッド車(HV)を上まわっている。なかでも人気を牽引してきたグレードが、現行RAV4のキャラクターを象徴するアドベンチャー。いっそうワイルドな専用エクステリアやスポーティシートなどを備え、ユーザーからもHVの登場を望む声は少なくなかったに違いない。

これまでアドベンチャーにHVが設定されなかった最大の理由は、4WDシステムにある。アドベンチャーの世界観にもっとも似合うのは、悪路走破性やラフロードのハンドリングを高めた新開発のダイナミックトルクベクタリングAWDとマルチテレインセレクトの組み合わせ。つまり、ガソリン車というわけだ。

しかし、HVアドベンチャー プロトタイプの4WDは従来のRAV4 HVと同じく、後輪モーター駆動のE-Four(+トレイルモード)である。

プロトタイプを眺めまわすと、ほかにも既存のRAV4とは異なる点が散見できる。

LEDヘッドライトは内部が新しいデザインで、フォグランプも新たにLED化。マット塗装のアルミホイールも新意匠だ。室内では、ルームランプにLEDを採用。コンソールのドリンクホルダーは細い缶にも対応すべく、可動式のツメが増設されている。基本的には前述した欧州向けの2022年モデルと共通のようだ。

一方、バンパーやグリルといった大物は従来のまま。現行型は国内発売から2年半、北米では3年を迎えるが、開発担当者によれば、とりあえず定例のマイナーチェンジは行われないようだ。新意匠のヘッドライトをグレードに応じて採用するなど、一部改良にとどまるもよう。販売はグローバルで好調が続いており、それなりのコストをかけてまで変える理由は見当たらない。

ドライバーWeb編集部

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