2021/10/07 新車

なぜ「レガシィ」の冠を残した? スバル新型レガシィ アウトバックへの疑問

●価格はだいぶ上がったが…装備も充実



■パワートレーンでレヴォーグとの違いは?

ハードは1.8Lターボエンジン、トランスミッションともに同じです。ただし、トランスミッションはファイナルギヤ比をタイヤの関係上、変えております。これがハードについての変更点です。ソフト関係は車両重量、さらにはタイヤ径が違うので、アクセル開度に対するGの立ち上がり感といったレスポンスなどを含めてアウトバック専用でチューニングをしております。(商品企画本部 企画&総合安全性能 小野寺圭氏)

■先進安全装備の「アイサイトX」はレヴォーグと同じ内容でしょうか?

基本的な機能はレヴォーグと一緒になります。ただ、車両重量などがレヴォーグと異なりますので、それに合わせてアウトバック専用のセッティングにしております。(技術本部ADAS開発部 前田普之介氏)

■足まわりのセッティングは国内専用でしょうか?

足まわりのセッティングは国内専用です。日本はアメリカのフリーウェイや欧州のアウトバーンのような車速域ではなくて、また日本の場合は路面状況が整っているというところを生かして専用セッティングにしています。具体的にはダンパーの減衰力は、乗り心地の改善でゴツゴツ感を低減するために、圧縮側の減衰力を少し下げて、その分フワフワしないように伸び側の減衰力を上げています。また、ステアリングの操舵力については、日本の場合は路面からの外乱入力が少なく、ドライバーの修正舵も少ないので、いざドライバーがステアリングを操作したときには、手応えを感じていただけるようなセッティングとしています。クルマとの一体感を演出した国内専用のセッティングです。(技術本部 ボディー設計部 宇津木芳明氏)

■日本仕様の内外装はオーストラリア向け仕様がベース?

オーストラリアと基本仕様は同じです。日本向け仕様は、外装は6灯のLEDフォグランプが標準装備となり、外から排気口が見えづらいヒドゥンタイプのツインマフラーになっています。内装はフル液晶メーターがポイントです。あとは衝突安全性能で国内は歩行者エアバッグを付けておりますので、フードの後端のところにエアバッグが入っております。(商品企画本部 企画&総合安全性能 小野寺圭氏)

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING