2021/09/22 モータースポーツ

【川名賢のフランスラリー参戦記 06】ラリーでの最重要作業! 日本でもフランスでもレキってタフ……

■2日かけてじっくり下調べ


ヴォンジュール!

ラリードライバーの川名です。参戦記も6話目を迎えましたが、本日もフランスでの活動の模様をお伝えいたします。

前回無事マシンテストが完了し、いよいよ今回はコースレキの模様をお伝えいたします。

コースレキとは、ペースノートを作成するために実際のステージを事前に走行すること。回数も時間も決められている、ラリーという競技にとってもっとも重要な準備作業です。

フランス選手権のレキは2日にわたって行われます。レキの車両もアスファルト路面の選手権ではレキ用のクルマを用意しなければなりません。(フレンチグラベル選手権では本番車でレキをします。)なので今回はレンタカーでそのままレキを行いました。

Kawana

キャシーが持っているのがレキ用のゼッケンやラリー車のゼッケン、大会スポンサーステッカーです。

Kawana

アスファルト選手権のレキの回数は2回、ちなみに今回のラリーのアイテナリーはこちらです。

Kawana
Kawana

『ES』と書いてあるのが『SS』、ちょうど真ん中くらいに赤い字で数字が縦に並んでいますが、これが各ステージのSS距離です。ロングでSS1の20.18km、ショートでSS5、SS9の8.99kmと見ることができますね。

リエゾン距離が2日トータルで385km、これにSSトータル距離187.88kmが加算された、573.26kmが全行程になります。

今回のステージはトータル14本(Leg1:7本/Leg2:7本でしたが、SS7とSS11が道路崩落のためキャンセル)、Leg1のリピートをLeg2に行う流れです(赤字のステージ名で確認してみてください)。

ドライバーWeb編集部・青山

RELATED

RANKING