2021/09/14 新車

トヨタ新型SUV「カローラクロス」日本発売…海外仕様と顔が違った。価格は200万円切りからスタート

●グリル含め顔まわりが専用デザイン!


■微妙に違うインパネのデザイン



外観はオリジナリティにあふれる一方、インテリアはよく見慣れた雰囲気。基本デザインは、ほかのカローラと同じ…と思いきや。



インパネ助手席側をよく見ると、ステッチラインが水平になっている。ほかのカローラは斜めに分割するようなデザインだ。じつは運転席側のエアコンアウトレット下にもステッチが入っている。センターコンソールの意匠もほかのカローラと異なるなど、見れば見るほど違いがある。

ちなみにこれらのデザインは、メーターなどを含めてタイ仕様のカローラ クロスと同一。前述した外観ほどの差別化は行われていない。

インパネ中央に配置されたディスプレイオーディオは全グレードに7インチが標準装備。Sグレード以上には9インチ(6スピーカー付き)がオプション(2万8600円)で用意される。Sグレード以上を購入する場合はぜひ選びたいところだ。

本革ステアリングは、最廉価グレードのG X以外に標準だ。オプティトロンメーターとその中央にレイアウトされる7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイは、Sグレード以上に標準設定、それ以外のグレードはアナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに格下げとなる。こうした点からも、装備の充実度で選ぶならSグレード以上がオススメだ。



シートはZグレードのみが電動タイプ(運転席は8ウェイ)。肩まわりや座面のふちは本革、体が密着する部分には通気性がいいファブリックのコンビ表皮だ。ほかのグレードは運転席が6ウェイの手動式。シート地はファブリックのみとなる。

まだ実車は確認できていないが、写真を見るかぎり後席の足元スペースはほかのカローラと同様だと推測できる。実際、ホイールベースは2640㎜と同じだ。だが前席着座位置を55㎜高くしたことで、後席足元の自由度が増したという。



一方、荷室容量はクラストップレベルの487Lを確保。詳細は後述するが、リヤサスペンションをほかカローラのダブルウイッシュボーンからトーションビームに変えたことで荷室容量を増大できたようだ。さらにカローラ クロス専用設計の高機能収納ボックス「ラゲージアクティブボックス」(純正用品)も開発。荷物を車外から見えない状態で収納できるほか、フタを閉じると荷室の床面がフラットな空間として活用できるなど、多彩なアレンジが可能となる。また、荷室開口部は地面から720㎜と低めの設定。SUVらしく、荷室の使い勝手にはかなりこだわっている。


●ラゲージアクティブボックス

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING