2021/09/03 新車

【これが本命か!?】ニューCクラスの隠し球、PHEVに試乗! EV走行100km超えの優等生セダン


■ニューCクラスの全部乗せ


6月29日に日本でも発表された新型メルセデス・ベンツ Cクラス(W206)。間もなくセダンからデリバリー開始となるが、当面はガソリン/ディーゼルエンジンに48Vの第2世代ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドモデルから上陸する予定で、セダンのみに設定されているPHEVのC350eのデリバリーは、2022年中頃と少し先に予定されている。

C300e

このC350eは、ヨーロッパでは「C300e」というモデル名で、セダンとステーションワゴンにそれぞれ2WD(FR)と4WDが用意される。ヨーロッパ市場でも発売は2022年初旬に予定されているので、まだ路上で見ることはない。そんなC300eセダンの2WD仕様に、7月後半にスイス・チューリッヒで行われたEQS試乗会の最終日に試乗することが出来た。

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まだ新型Cクラスの主力であり、販売の中心になるであろうマイルドハイブリッドに乗る前に、いきなりPHEVに試乗というのは、初めて入るラーメン店でいきなり全部乗せを注文するような(例えが適切ではない気もするが)感じ。ニューCクラスの「素」の実力が判りにくい面もあったが、現地で実際にステアリングを握って感じた事を、正直にレポートしたいと思う。


■走行中なかなか始動しないエンジン


「プチSクラス」的なルックスと同様に、新型Sクラスにも採用された「MRA-II(モジュラー・リヤホイールドライブ・アーキテクチャーII)」を採用する新型Cクラスは、新世代電動パワートレーンや最新世代のエレクトロニクスに対応。一層の軽量化も実現するなど、大幅な進化を遂げている。

C300e

ボディサイズは、全長4751mm、全幅1820mm、全高1438mm(ステーションワゴンは1455mm)。先代と比較するとサイズ拡大は最小限に押さえながら、一層伸びやかなプロポーションとなっている。2865mmのホイールベースはセダン、ステーションワゴンとも先代から25mm伸びた。

C300eは、最高出力204馬力、最大トルク320Nmの2.0L直4ガソリンターボに、129馬力/440Nmを発揮する電気モーターを搭載し、9速ATの9Gトロニックを組み合わせたハイブリッド パワートレインを搭載する。システム合計最高出力は312馬力、最大トルクは550Nmで、このクラスでは十二分に高性能と呼べるスペックである。

C300e

チューリッヒのホテルを出発して、まず感じたのは、とにかく電気モーターを積極的に使うことだ。始動時はEVモードがデフォルトなので当然だが、ハイブリッドモードに切り替えても、上り坂などでアクセルペダルをかなり深く踏み込まないかぎりエンジンは起動しない。それでも街中では非力に感じる事は決してない。電気モーターだけで129馬力と440Nmを発揮するのだから当然だ。

ドライバーWeb編集部