2021/06/22 新車

日産ノートオーラ、片側20mm拡幅の理由…モーター出力は100kWが限界だった

●左がノートオーラ、右がノート



■静粛性について。どのあたりを見直しているのですか?



静粛性について私たちが一番自慢しているのは、フロントドアのガラスです。フロントドアガラスに遮音膜が入ったラミネートガラスを採用して、遮音性能を引き上げています。効果としてはここが一番大きくて、今まででいうとDセグメント、ドイツプレミアムブランドのアッパークラスや、日産でもスカイラインが2019年のマイナーチェンジで採用しています。そんな高級車のアイテムなので、効果は絶大。それに加えて、特に高周波の音を吸収する吸音材をフロントドアの内張り、リヤドアの内張りに新たに設置、ルーフにも採用(ノートに対して追加して面積を拡大)したりして、特に運転席での静粛性を高めています。



さらにフロントのドライブシャフトにも、ダンパー(制震装置)を装着しました。ドライブシャフトは、回転に応じて当然振動するのですが、回転数をだんだん上げていくと、そのドライブシャフトの持つ固有振動、いわゆる共振するようなものが車室内に入ってきて、雑味のある音に聞こえます。その対策として制震のダンパーを付けたりして、音に関してはかなり胸を張れるレベルかなと思います。制震装置は通常のノートのほうには付けていません。

そこは100kW/300Nmという余裕のあるモーターのパワーを楽しんでいただくというところで、せっかくそれだけの気持ちのいい走りができるのに、回転数をあげていくと雑味のある音が入ってくると、ちょっとガッカリされるかなといったところで、音へのこだわりとしてダンパーを特別に付けた形です。

ドライバーWeb編集部