2021/06/22 新車

日産ノートオーラ、片側20mm拡幅の理由…モーター出力は100kWが限界だった

●左がノートオーラ、右がノート

■ノートとノートオーラの違いを開発主査が語る



2021年6月15日にデビューした日産のプレミアムコンパクトカー「ノートオーラ」。その開発責任者を務めた車両開発主管 渡邊明規雄氏に開発にまつわるお話を伺った。



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ノートオーラは、ダウンサイザーの方に満足していただくためのクルマ。一方、ノートは価格帯も少し下で、いわゆるコンパクトのド真ん中のところで勝負していく。私たちのなかで、そういった棲み分けをして開発してきたので、仕立てもそれなりに差別化をしています。

例えば外板だけ見ても、エンジンフードとルーフ、バックドア、フロントドアは共通なのですが、フロントのバンパーまわりやフェンダー、ボディサイドのパネル、リヤドアは全部差別化しています。分けると当然それだけ開発にも負荷はかかりますし、内装もあれだけ表皮を変えています。そこは効率だけでいうと、悪い部分もありますが、やはりご満足いただこうとするとそれぐらいまでやらないと、なかなかうまく“本物感”は出せません。そこは妥協せずに私たちも造り込んできたつもりですので、オッと思っていただけると頑張った甲斐がありますね。

ドライバーWeb編集部

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