2021/06/30 コラム

町おこしが斬新!ご当地ゲームに加え痛車まで作った地方自治体があった

地方自治体の町おこしといえばご当地ゆるキャラが定番だったが、昨今はご当地アプリが盛況である。町がゲームアプリの舞台になり地域の歴史や文化といった魅力を発見できるという仕組みだ。



そんなゲームアプリの舞台の1つが千葉県の佐倉市にある。佐倉市は佐倉藩の城下町として栄えた文化都市で、市街には城下町の雰囲気が今も残る。佐倉に成田・佐原・銚子を加えた北総4都市で“江戸を感じる街並み”として日本遺産にも登録されているほどだ。



ゲームアプリ「天倫の桜」の内容も江戸中期の佐倉藩を舞台にした和風ファンタジーRPGになっている。作中に登場する武家屋敷や神社、竹林の古径は佐倉市内に実在しているので、いわゆる“聖地巡礼”も楽しめる。さらにこの作品の本気度が伺える点はPRのために公式痛車を作ってしまったこと。車両の両サイドにレイアウトされた主要キャラはもちろんのこと、ワーゲンバス風のフルエアロやハートホイールでカスタムされている個性的な外観が目を引く。佐倉市でのイベント開催時などに出動する予定で、コスプレイヤーとの合わせも企画されているのでぜひ現地でチェックしよう。



佐倉市にはこのほかにも佐倉城跡に整備され四季折々の花が楽しめる「佐倉城址公園」や、オランダ風車がシンボルの「佐倉ふるさと広場」などの名所がある。印旛沼の畔に広がる佐倉ふるさと広場は7月になると1万5千本のヒマワリが咲きそろい、ドライブスポットとしても有名だ。



ゲームアプリ「天倫の桜」は無料でダウンロードできるが、綿密なストーリー構成やGPSで現実とリンクする機能もあるなど長く遊べる要素が充実している(iOS、Androidに対応)。この世界観をぜひ“ゲーム”と“現地”で楽しんでほしい。



天倫の桜 公式サイト https://tenrin-sakura.jp

【痛車天国 超vol.8より一部抜粋】

<文=ドライバーWeb編集部>

ドライバーWeb編集部

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