2021/06/12 コラム

【どっちなの?】オービスの光は「赤」なのか「白」なのか

●「赤」のほうが多いイメージがあるが



■TKKのLSM-300とLSM-310…光の色が違う!



前述のとおり可搬式は、タテマエ的には2社が競合する形になっている。もう1社は日本の固定式オービスの老舗、東京航空計器(TKK)だ。その可搬式はLSM-300で、登場は2016年。ストロボ光は従来の固定式オービスと同じ赤色だ。


●警察庁の資料「速度違反自動取締装置について」(https://www.npa.go.jp/policies/budget/review/h29/sokudo_siryou.pdf)より。左側がSGGのNK1004。これは本体部であり、発光部は本体部の少し前方に別の三脚に載せて設置する。右側がTKKのLSM-300。縦長の筐体の上のほうの窓にストロボが入っている

ところが、大変なことが起こった。何が起こったのか、私は語りたくてしょうがないのだが、ぐっと我慢して省く。表面だけちらっといえば、2020年にTKKは新製品を売り出すことになった。それがLSM-310だ。

参照:最新の可搬式オービス「LSM-310」は2分割で運搬が断然便利になった(https://driver-web.jp/articles/detail/38808

LSM-310のストロボ光は白色になった。誰が何の意図で流出させたのか、LSM-310のパンフレットがネット上に出回っている。パンフにはこんな部分がある。

「電子式カラーカメラを採用:白黒カメラ方式からカラーカメラ方式を採用したことで、証拠写真の判定が、より一層改善されました」

そして「主要性能表」に「発光色」は「白色」と明記されている。


●可搬式オービスLSM-310の取扱説明書より

ドライバーWeb編集部

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