2021/05/30 モータースポーツ

百花繚乱!多彩なラリーカーで彩られたラリー丹後。ファビア R5 vs GRヤリスの公道バトルを制したのは?【JRC第5戦 ラリー丹後2021】

●海沿いのロードセクションを走るシュコダ ファビア R5



JN-2クラスは、12本中11本のSSでクラス最速の走りを見せた、トヨタ GT86 CS-R3のヘイッキ・コバライネン・北川紗衣組が制した。トヨタ86とスバルBRZが競うJN-3クラスは竹内源樹・木村悟士組のスバルBRZ、スズキ スイフトが主流のJN-4クラスは須藤浩志・新井正和組がクラス優勝を遂げた。なおJN-3にハイエースでエントリーしていたCAST RACINGの2台は、車検不合格となり出場は認められなかった。

JRCラリー丹後
●JN-2 1位 No.15 Heikki Kovalainen・北川紗衣組 「AICELLOラックDL速心GT86R3」


JN-5クラスは内藤学武・小藤桂一組のトヨタヤリスがトップ。このクラスの絶対王者、天野智之・井上裕紀子組は今大会よりGRヤリスRSにマシンをスイッチ。ニューマシンのデビュー戦を2位で終えた。JN-6クラスは新城と唐津に続き、吉原將大・佐野元秀組のトヨタヤリスが勝利。開幕3連勝を果たしている。


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●JN-6 1位 No.47 吉原將大・佐野元秀組 「KYB DL アップガレージ Yaris」。クラスを超えGRヤリス、ヤリスは非常に多い


3戦を終えた時点では、WRCなどのFIAイベントにも数多く参戦するR5のシュコダの速さが際立ち、それを「Born from WRC」を謳い登場したGRヤリスが追う展開。ラリー専用のR5車両とナンバー付きGRヤリスが同一クラスで戦う現状にさまざまな意見はあるものの、ファンにとって車種のバリエーションが増えること自体は歓迎だろう。次戦は6月12~13日に群馬県で行われる「MONTRE2021」。すでに無観客での開催が決定しているが、早くコロナ禍を抜け出し、多くのファンがラリーを間近に楽しめる日が来てほしいものだ。

<写真=高橋 学>




JRCラリー丹後

ドライバーWeb編集部

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