2021/05/30 モータースポーツ

百花繚乱!多彩なラリーカーで彩られたラリー丹後。ファビア R5 vs GRヤリスの公道バトルを制したのは?【JRC第5戦 ラリー丹後2021】

●海沿いのロードセクションを走るシュコダ ファビア R5

2021年5月22~23日、JRC(全日本ラリー選手権)第5戦「NISSINラリー丹後2021」(以下 ラリー丹後)が開催された。今年のJRCは初戦「RALLY of TSUMAGOI」が中止、第4戦「久万高原ラリー」が延期となっているため実質3戦目となる。総走行距離は293.01km。SS12本の合計120.66kmのラリーを制したのは、シュコダ ファビア R5を駆る福永修・齊田美早子組だった。前戦の「ツール・ド・九州 2021 in 唐津」に続く今季2勝目。2位に勝田範彦・木村裕介のトヨタ GRヤリス、3位には柳澤宏至・保井隆宏のシュコダ・ファビアR5が続いた。なお、京都府北部の丹後半島を舞台とするラリー丹後は、内陸の林道と日本海沿いを走るロードセクションを併せ持つ美しいロケーションで競われるターマックラリーだが、今大会は無観客での開催となった。

【画像ギャラリー】京丹後の美しい景観と、JRCのラリーカーたち

ラリーはデイ1と2で天候が変わる状況で、デイ1は小雨の混じる不安定な天候、デイ2は晴天でドライコンディションとなった。最上位クラスのJN-1では、優勝した福永のファビアが、全10本中7本のSSでトップタイムをマークする圧倒的な速さを見せた。2位の勝田は、オープニングのSS1と続くSS2で連続ベストタイムこそ出したが、それ以降は追撃も及ばず。結果的には、2日間合計で30秒以上の差が開いてしまった。

奴田原文雄・東 俊吾組のGRヤリスは、デイ1の最終サービスにてトランスミッションを交換。作業時間がサービスに充てられている時間をオーバーしてしまったため40秒のペナルティを受け、最後までこのロスが響き総合4位でラリーを終えた。スバル勢は、新城ラリーでの負傷から復帰した鎌田卓麻・松本優一組のWRX-STIが5位。新井敏弘・田中直哉組はSS4でコースオフしリタイア。新井大輝・小坂典嵩組はエントリーしていたものの、新井大輝のWRCクロアチアでの負傷により欠場した。


JRCラリー丹後
●JN-1 2位 No.7 勝田範彦・木村裕介組 「GR YARIS GR4 Rally」


ドライバーWeb編集部

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