2021/05/19 コラム

欲望などまったく沸かない、ひとカケラも。葉月美優×ジープ ラングラー【それいけ!温泉ガール妄想記:第7回】

葉月美優×ジープ ラングラー

何かとストレスの多いこの世の中。気分だけでも温泉に浸かりたい…というわけでお届けする「それいけ!温泉ガール妄想記」。今回の“温泉ガール”は、モデルでタレントの葉月美優さん、相棒はジープ ラングラー。



ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』によると、人類は遺伝子工学やサイボーグ工学、そしてAIの力を借りて、今世紀中にも不老不死となり、神に近い存在・ホモ・デウスに進化するという。



つまり男は、オッサンにならなくなる。

しかし、オッサンの俺は思う。オッサンになれない男たちは、なんと不幸なのだろうかと。



若い男は不幸である。さまざまな欲望で脳内がはちきれそうなのに、それが満たされることはないからだ。あれが欲しい、これが欲しいと、気も狂わんばかりの状態が一生、いや永遠に続いたら、まさに地獄の責め苦である。

中でも若い男が最も渇望するのが、いい女だ。
男の生きる目的は女、それもいい女なのだ。

いい女とは、健康な赤ん坊を生んでくれそうな、平均的な容姿の女性のことである。
平均的とはつまり美人のこと。全人類の女性の顔を平均すると個性が削がれ、整った美女になる。平均的な女性こそが最も健康な赤ん坊を産む確率が高いことを、人類は無意識のうちに知っているのである。



と言っても原始時代は、人類の人口が猛烈に少なかったから、生涯に出会う女の数も非常に少なかった。よって、美人の基準もたぶん猛烈に低かっただろう。

しかし現代は違う。

あらゆるメディアを通じて、これでもか、これでもかと美人を見せられる。その美人の多くは、全人類の平均値からするとかなり痩せすぎで、安産型は稀だが、とにもかくにも若い男たちの焦燥はますます強まる。まさに地獄の責め苦である。

その点、オッサンはラクだ。若い美人を見てもまったく他人事。どうせ自分の手に入るはずがないのだから、焦燥などカケラもない。



若い美女の水着姿を見ても、欲望などまったく沸かない。ひとカケラも――。

【次回に続く】



■今回の“温泉ガール”:葉月美優

今回の“温泉ガール”を務めていただいたのは、モデルでタレントの葉月美優さん。本編中は構成上クールな表情が多いが、実は気さくでよく笑う。昨2020年からレースクイーンとしての活動もしているので、サーキットで見かけた人も多いのでは。プレイベートでは、クオーターのスーパースポーツ「ホンダ CBR250RR」を駆るバイク女子でもある。2輪関係の仕事にも積極的だ。

■“温泉ガール”の相棒:ジープ ラングラー

“温泉ガール”の相棒となったのは、ジープ ラングラー。2017年のフルモデルチェンジでは、駆動システムをフルタイム4WD化。3.6リッターV6に加え、2リッター直4ターボをラインナップに加えて話題になった。いわずと知れたオフロードの王にして、その「わかりやすさ」から女子ウケもいい!? ちなみに葉月さんは、2分割で簡単に外れるフロントキャビンのルーフに感心。すっかり気に入ってました。

■文:清水草一
モータージャーナリスト。大乗フェラーリ教教祖にして、高速道路研究家である。代表作は、『そのフェラーリください!!』https://www.shimizusouichi.com/

〈写真=ダン・アオキ ヘアメイク=有本昌代〉

ドライバーWeb編集部

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