2021/05/02 モータースポーツ

水素エンジンの性能・利点・弱点とは? モータースポーツに一筋の光…レーシング・カローラが富士24時間合同テストで走行

●フロントにはGRヤリスがベースの水素エンジンを搭載

豊田章男社長「これでレースをやろう!」



「モータースポーツ活動についての発表・会見」があるというトヨタからの報せに、一体何事かと思ったら、その内容は驚くべきものだった。水素エンジンの技術開発に取り組み、その一環としてそれを搭載したレース用車両を、5月21〜23日に開催される富士24時間レースに投入するというのだ。

4月22日のその発表から約1週間後の4月28日。富士スピードウェイで行われた富士24時間の合同テストの場に、早速そのマシンの姿があった。豊田章男社長がファウンダーのルーキーレーシングに託された、カローラをベースとするそのマシンが、レーシングコースを走行したのだ。



そもそも水素エンジンは、市販前提ではない先行技術として開発が進められていたという。しかし、それを載せた車両を味見した豊田章男社長が「これでレースをやろう!」と言ったことで急転直下、物事が動き出した。ちなみに社長の試乗は昨年末の話で、実質4か月で開発が行われたのだという。

ドライバーWeb編集部

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