2021/04/27 モータースポーツ

【交通事故から優勝!】WRC第3戦、歴代3位の秒差バトルを制しTGRのオジエが今季2勝目。勝田は3戦連続の6位フィニッシュ【クロアチア・ラリー Day3】

●ドアを破損したまま走るオジエのヤリスWRC ©︎Redbull


■300km以上走って、0.6秒差って……


SS20のパワーステージ。絶対王者は勝負どころを最初から見極めていたのかもしれない。先の3ステージはすべて3番時計でタイヤをある程度温存しておいたのだろう。オジエは最終ステージで一気にスパートし、見事にトップタイムを奪う。一方、首位のエヴァンスはミスが出てしまい、オジエから4.5秒遅れの4番手タイム。最後の最後でオジエが逆転を決め、今季2勝目をあげた。その差はわずか0.6秒! WRC史上3番目にタイム差の少ない、僅差の秒差バトルを制した。

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●やはりチャンピオンは強かった。朝の事故を気にかけながらも集中を切らさず、今季2勝目 ©︎Redbull

このラリー自身初となる2本のステージベストをあげた、“若武者”勝田貴元は、総合6位フィニッシュ。今季は3戦すべて6位を獲得し完走している。

WRCの次戦は、第4戦ラリー・ポルトガル。今季初の本格グラベルイベントは約ひと月後の5月20日にスタートする。


<文=ドライバーWeb編集部・青山>



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