2021/04/25 モータースポーツ

【WRC 2021 第3戦】勝田貴元が2つのステージウインを奪う! トヨタは1-2体制で最終日へ【クロアチア・ラリー Day2】

●TGRのセバスチャン・オジエが総合首位に浮上 ©️Redbull



WRC 2021 第3戦

第1回 クロアチア・ラリー 2021

日時:4月23~25日

サーフェイス:ターマック

SS総走行距離:300.32km(SS数20)

サービスパーク:ザグレブ




WRC 2021の第3戦クロアチア・ラリーは、4月24日にデイ2が行われ、TGR(トヨタGAZOOレーシング)のセバスチャン・オジエが首位へ浮上。総合2位には同じくTGRのエルフィン・エヴァンスがつけ、1-2体制で明日の最終日デイ3を迎えることとなった。総合3位は前日の首位から後退した、ヒョンデのティエリー・ヌービル。勝田貴元(TGR)はステージベストを2つのSSでマークし、順位を2つアップ。総合7位で終えている。

■タイヤ選択が明暗を分ける


前日のデイ1と同じSS数の計8ステージで争われるデイ2。午前の4ステージを昼のサービスを挟んで午後にリピートするところも一緒だが、デイ1でのコースはまったく使用されない。SS9、10とそのリピートの13、14が、それぞれ連続する20km以上のロングステージとなることが特徴的で、ステージ総走行距離も121.92kmとラリー中で1番長い日だ。

WRカー勢の走行順は前日順位のリバースオーダーとなるため、この日は勝田貴元が先頭走者となる。天候は晴れの予報で、気温は朝の段階で3℃とかなり寒い。午前のループでのタイヤ選択はトヨタ勢がハードのみをチョイス。対して、ヒョンデ勢がソフト+ハードのミックスと、タイヤチョイスが別れた。これがデイ2の勝負の行方に大きく影響することになる。

クロアチア
●E・エヴァンスは総合2位に浮上。僅差で首位のオジエを追いかける ©️Redbull

タイヤの影響はこの日1本目のSS9で早くも出始めた。オジエがベストタイム、Mスポーツ フォードの新鋭アドリアン・フォルモーがセカンドベストをマークし、サードベストはエヴァンスというステージオーダーだったが、この上位3台はすべてハードタイヤをチョイス。ソフト3本+ハード2本のヌービルはこのステージだけでトップから12秒も遅れてしまう。フィニッシュ後には「タイヤ選択を間違えてしまった」とコメントしている通り、20km以上のロングステージではソフトタイヤの摩耗は厳しいようで、その直後のSS10もトップから14.6秒遅れの8番手タイムと、完全に遅れてしまった。これでオジエとエヴァンスに抜かれ、総合3位にまで後退してしまう。

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●タイヤ選択がうまくいかなかった、ヒョンデのT・ヌービル。首位をオジエに明け渡し総合3位までポジションダウン ©️Redbull

サービスを挟んだ午後のループはWRカー全車がハードを選ぶが、スペア1本計5本のヒョンデ&フォード勢に対し、TGRの4台はすべて1本多いスペア2本の計6本でスタート。しかし1本スペアが多く重たいはずのTGR勢は、速さが衰えず順調にステージをこなしていく。途中オジエはスローパンクチャーに見舞われるものの、スペアに助けられデイ2を首位で終えた。2位エヴァンス、3位ヌービルの順位はそのまま変わらないが、トップからの差はエヴァンスが6.9秒、ヌービルが10.4秒とわずか。まだ優勝の行方はまったくわからない。


ドライバーWeb編集部

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