2021/04/24 モータースポーツ

【WRC 2021 第3戦】選手権リーダーが壮絶なコースアウト! ヒョンデのヌービルがトップ、トヨタが2−3位につける【クロアチア・ラリー Day1】

●コースサイドの斜面を転げ落ち木で止まった、K・ロバンペラのヤリスWRC。とにかくクルーの2人が無事でよかった ©︎Redbull


■波乱の幕開け


ラリーはわずか6.94kmのSS1から波乱が起きた。2戦を終え史上最年少の選手権リーダーとして先頭でスタートした、TGRのカッレ・ロバンペラが5.4km地点でコースアウト。崖下に転落し、マシンは大破してしまう。幸いクルーは無事だったが、あとから走ったヌービルが「カッレのコースアウトを横目に通り過ぎたあとからは、自分のリズムで走れなくなった」と語るほど壮絶なコースアウトだったようだ。

しかし、そのヌービルはSS1でトップタイムをマーク。2位にはチームメイトのオィット・タナックが続いた。ヌービルは直後のロングステージとSS4でもベストを奪い、午前中のループを首位で折り返した。タナックはトリッキーな路面に苦戦し、総合4位まで順位を落としてしまう。

TGR勢はオジエがSS1でパンクするが、SS3でベストタイム。エヴァンスも常にトップ3のタイムでヌービルを追随し、総合2位。オジエは総合3位で午前のループを終えた。

クロアチア
●E・エヴァンスはターマックでも速さを見せる。デイ1を終え総合3位 ©︎Redbull

午後のループでは、ヒョンデvsTGRの対決が勢いを増した。上位4台まではすべてのステージで、ヌービル、タナック、オジエ、エヴァンスの4人が独占。他のクルーたちとの差が広がっていく。総合順位ではオジエとエヴァンスが入れ替わったのみで、首位はヌービルが守った。


ドライバーWeb編集部・青山

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