2021/04/08 コラム

彩川ひなのが温泉に行こうと誘ってきたら×シトロエンC3【それいけ!温泉ガール:第4回】

●彩川ひなのが誘ってきた!

ひなのは若い。私よりかなり若い。圧倒的に若い。

そんな若くて綺麗な子をクルマに乗せ、温泉に連れて行く。


●温泉行こうよ〜

今日日、若くて綺麗な子は、全員温泉が大好きらしい。温泉に行くことは絶対的な正義。フロは男湯・女湯に分かれている。ならば相手の腹が出ていようと、ハゲていようと、五十肩であろうと、顔がシミだらけの福田元総理系であろうと、そんなのは些細なことで、どうでもいいのである。

つまりそれは、お日様対ホタルのようなものだ。


●今日は絶対温泉に行く。決めた

お日様から燦燦と降り注ぐ明るくてあったかい日の光に比べたら、ホタルの光は実に些細である。些細すぎて見えない。光らないホタルなどただの黒い虫。まったく取るに足らない。温泉に入れるなら些細なことは気にしない。クルマならラクチンだし快適だわ。わ~いクルマで温泉温泉! そういうことなのだ。


●かわいいよね、C3

しかし私は、その考えは間違っていると思う。

私は若いころ、温泉などどうでもよかった。温泉だろうが水道水を沸かしたフロだろうがどっちでもよかった。

私は今でも本音では、水道水を沸かしたフロで十分だ。温泉に入ると綺麗になるとか便秘が治るとかハゲが治るというのはすべて迷信で、温泉でそれらが治るなら、水道水を沸かしたフロでも治る。体を湯で温めるだけで、とても体にいいからである。水質など大した問題ではない。そんなこと、科学的に考えればすぐにわかることだ。


●いいから、早く行こ?

しかしむろん、口には出さない。なにしろ、ひなののような若くて綺麗な子が、温泉に行きたいと言って、助手席に座っているのだから。


●ポップで女子ウケ間違いない。うん

【次回に続く】

〈文=清水草一 写真=ダン・アオキ ヘアメイク=東なつみ〉

ドライバーWeb編集部

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