2021/04/08 ニュース

ライバルN-VANには勝てなかった?ハイゼットキャディーが生産終了した理由

●N-VANに負けたカタチとなったハイゼットキャディー

ライバルのN-NANに圧倒されてしまった理由



軽商用車のハイゼットキャディーが2021年3月末で生産終了となった。軽スーパーハイトワゴンでもっとも高い全高を持つ(ダイハツではウルトラハイト系という新ジャンルを創出したと称している)乗用車「ウェイク」をベースに開発した2人乗りの商用車である。なお、ウェイクは生産を継続する。



ハイゼットキャディーは、ウェイクの登場(2014年11月)から約1年半後の2016年6月にデビュー。FFレイアウトによる全高の高さ(1850mm)を室内・荷室空間に生かしたモデルで、荷室高は1235mm(車両中央部のデッキボードを外した場所では1455mm)を実現していた。ちなみに、軽キャブオーバーバンのハイゼットカーゴ(クルーズ系を除くハイルーフ)の荷室のスペックと比べると、キャディーは2人乗り時の荷室長が550mm短く(1310mm)、105mm狭く(1210mm)、高さは共通(1235mm)である。



インパネ各所には仕事で使いやすい収納が設けられ、助手席は前倒しするとテーブルになる。荷室はオール樹脂製でフラットな床面を実現。先進安全技術では衝突回避支援システムの「スマートアシストⅢ(発売当初はスマートアシストⅡ)」をDグレードを除く全車に採用して、安全性にも配慮している。



ドライバーWeb編集部

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