2021/04/02 新車

【先行技術発表】メルセデスAMGの電動車もついにハイパフォーマンス化へ! 4&8気筒ハイパワーエンジン+前後2モーターのハイブリッド4WDがスタンバイ中



■アストンマーティンにも搭載される!?


気になる市販モデルだが、シーマーCEOによれば、まず新型CクラスのAMGモデルが直4ハイブリッドを搭載して2022年に登場する予定だという。V8ハイブリッドについては、年末までにAMG GT 4ドアクーペに搭載される模様だ。このほかにも、おそらく新型SクラスのAMGモデルにも搭載されるものと予想される。

AMG
●V8ハイブリッドが最初に搭載されるAMG GT 4ドアクーペ

また、現在AMGがエンジンを供給しているアストンマーティンについては答えてもらえなかったが、噂ではアストンマーティンは開発中のハイブリッドカー「ヴァルハラ」に搭載すべく開発していたV6ハイブリッドの開発を中止したと言われている。昨年10月にはメルセデス・ベンツがアストンマーティンへの出資比率を20%を上限に増やすと発表し、「次世代ハイブリッドや電動パワートレーンを含む、最新テクノロジーとコンポーネントを供給する」とコメントしているだけに、アストンマーティン各モデルにAMG製のV8ハイブリッドシステムが搭載されるのは間違いないだろう。

シーマーCEOは「これまでも電動化を進めてきたが、今回発表したものは次のレベルの電動化AMGです。ベースはICEで、8気筒と4気筒をさらに強化し、効率を高めながらパフォーマンスも向上させています。我々は技術が基本の会社なので、我々の技術で社会の問題を解決したいと考えています。」と語る。現時点ではまだAMG全モデルを電動化する予定は無いようだが、AMGをきっかけに、世界中のハイパフォーマンスモデルの電動化が一気に加速しそうだ。

<文=竹花寿実 text by Toshimi Takehana>



ドライバーWeb編集部・青山

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