2021/04/02 新車

【先行技術発表】メルセデスAMGの電動車もついにハイパフォーマンス化へ! 4&8気筒ハイパワーエンジン+前後2モーターのハイブリッド4WDがスタンバイ中


■ハイパフォーマンス ハイブリッドがついに登場する!


ホンダ NSXやポルシェ パナメーラ ターボS Eハイブリッドが先鞭を付けたハイパフォーマンスカーにおけるハイブリッド パワートレーンの採用は、その後フェラーリ SF90ストラダーレ/同スパイダーやランボルギーニ シアン、レクサス LCなどにも拡がりを見せている。ポルシェ タイカンやテスラ各モデルはすでにBEV(電気自動車)だ。1000馬力を超えるようなハイパーカーの世界でもBEVが当たり前のようにもなっていて、電動化は高性能モデルでももはや避けて通れない時代になりつつある。

AMG
●F1テクノロジーをそのまま搭載するハイパーカー「プロジェクト ワン」も電動化戦略の一端を担っている

そんななか、メルセデス・ベンツの高性能モデルを開発するAMGが、AMGモデルの電動化戦略について明らかにした。発表は2021年3月31日だったが、事前にオンラインで行われたフィリップ・シーマー新CEOやエキスパートにインタビューすることができた。

【画像ギャラリー】メルセデスAMGの電動ハイパフォーマンスモデルはこんな技術を搭載している!(全29点)

メルセデスAMGのポートフォリオには、すでにAMG GT 4ドアクーペやEクラス、CLS、GLE に、ICE(内燃エンジン)にISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)を組み合わせた、48Vのマイルドハイブリッドがある。つまりAMGモデルの電動化は、すでにスタートしているとも言えるが、既存のマイルドハイブリッドは、アクセルレスポンスを向上させる効果があるとはいえ、あくまでも燃費向上を狙ったもので、絶対的なパフォーマンス向上を目指して採用している訳ではない。

だが今回発表された次世代パワートレーンは、おもに動力性能で驚異的な飛躍を遂げるのは確実だ。電動化戦略には2本の柱があり、ひとつは「パフォーマンス ハイブリッド」、もうひとつはメルセデスのEV用アーキテクチャであるEVAに用いられる「BEVのAMGバージョン」となっている。今回はハイブリッドについて解説しよう。


ドライバーWeb編集部・青山

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