2021/03/19 新車

プジョー 新型308、本国で発表! 最新プジョーエンブレムにPHEV仕様も加わった!【日本導入はまだ未定】



PHEVは2種類のパワーを用意

ADAS(先進運転支援システム)は、ストップ&ゴー(EAT8車)とレーンキーピング機能を備えたACCを含むドライブアシスト2.0(2021年末から)を採用したほか、セミオートのレーンチェンジ(70〜180km/hで作動)や、速度規制の標識を認識して、ドライバーに速度調整を促す機能、180km/h以下でカーブの曲率に応じて速度を自動調整する機能など、最新のテクノロジーが盛り込まれている。

308

パワーユニットは、ガソリンが1.2L 3気筒ターボのPuretechエンジンで、スペックは110馬力/205Nm、または130馬力/230Nmの2種類。ディーゼルは、1.5L直4ターボのBlueHDiエンジンで、130馬力/300Nmを発揮する。トランスミッションは、110馬力の1.2Lガソリンターボは6速MTのみだが、その他は6速MTと8速ATが用意される。なお全車2WD(前輪駆動)である。

また新型は、初のPHEVもラインアップする。PHEVは2タイプあり、150馬力/250Nmを発揮する1.6L直4ガソリンターボを搭載するモデルがHYBRID 180。180馬力/250Nmを発揮する1.6L直4ガソリンターボを積むモデルはHYBRID 225と呼ばれる。電気モーターはどちらも最高出力110馬力、最大トルク320Nmで、フロントに搭載。トランスミッションは8速ATが組み合わされ、2WD(前輪駆動)となっている。

システム合計のスペックは、HYBRID 180が180馬力/360Nm、HYBRID 225は225馬力/360Nm。リチウムイオンバッテリーの容量は12.4kWhで、電気モーターのみによるEV走行は、HYBRID 180が60km、HYBRID 225は59kmだ。充電は車載充電器(3.7kW)とウォールボックス(7.4kW)に対応。ウォールボックスを使えば、1.55時間でフル充電が可能だ。

日本市場がどうなるのかは判らないが、新型308はヨーロッパでは市場によりオンラインによる販売体制が用意される。下取りからローン契約、納車までパソコンのみならずタブレットやスマートフォンでも申し込めるようになるという。

新型308は、プレミアム・ブランドを目指して、デザインと商品力、サービスの向上を強力に推進するプジョーの本気が感じられる。従来モデルもコストパフォーマンスが高く、とても魅力的だったが、新型は群雄割拠のヨーロッパCセグメント市場に、これまで以上に大きなインパクトを与えそうだ。

<文=竹花寿実 text by Toshimi Takehana>


ドライバーWeb編集部・青山

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