2021/02/25 新車

ドイツで発表された新型Cクラスを詳細解説! その衝撃的な内容は、まさに「プチSクラス」!



最初から多彩なパワートレーン


新型Cクラスで注目すべきポイントは多岐にわたるが、最大のハイライトはパワートレーンかもしれない。ガソリン、ディーゼルとも4気筒ターボのみの設定で、すべてが48Vの第2世代ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドなのだ。

ラインアップは以下の通り。

●ガソリン車(モデル名:排気量、最高出力、最大トルク)
・C300(※):1999cc、258ps/5800rpm、400Nm/2000〜3200rpm
・C200(※):1496cc、204ps/5800〜6100rpm、300Nm/1800〜4000rpm
・C180:1496cc、170ps/5500〜6100rpm、250Nm/1800〜4000rpm
(※=同スペックの4マチック仕様あり)

●ディーゼル(モデル名:排気量、最高出力、最大トルク)
・C300d:1992cc、265ps/4200rpm、550Nm/1800〜2200rpm
・C220d:1992cc、200ps/4200rpm、440Nm/1800〜2800rpm

ISGのシステムは、ガソリン車、ディーゼル車とも共通で、20馬力/200Nmを発揮する。200Nmの最大トルクを発揮するのはブースト時(2〜3秒間作動)のみとのことだが、C180でもガソリンエンジンとISGのトルクを単純に合算すれば450Nmにもなり、相当に力強い加速を披露すると予想できる。

Cクラス

ちなみにガソリンエンジンはM254型で、排気後処理システムや「メルセデスAMG ペトロナス F1チーム」のノウハウを盛り込んだツインスクロールターボチャージャーなどを備えた最先端ユニット。ディーゼルエンジンは、従来通りOM654型だが、こちらはクランクシャフトの変更でストロークが92.3mmから94.3mmとなり、排気量は1950ccから1992ccへ拡大。さらに燃料噴射圧も2500barから2700barへ高められるなどの改良が施されている。

組み合わされるトランスミッションは、全車が第2世代ISGとの最適なマッチングが施された9速ATの9Gトロニックとなる。これまではMT車も用意されていたが、新型は9Gトロニックのみに絞って設計する事で、一層の高効率化が図られた。

また噂ではあるが、新型CクラスはハイパフォーマンスバージョンのAMGモデルも、搭載エンジンは4気筒になると言われている。すでにAMG A45 S 4マチックは、2L直4ターボで421馬力という超高出力を実現しているので、十二分に可能性はある。

ドライバーWeb編集部・青山

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