2021/01/29 新車

EV、MHEVに続く第3のMX-30。レンジエクステンダーもスタンバイ!



EVモデルは走行距離がネック!?

とはいえ、環境性能に優れるEVモデルは、走る歓びを味わえるのはある意味限定的であり、ユーザーを絞り込んでいる節もある。

それはバッテリー容量が35.5kWhであること。WLTCモードで一充電走行距離は256kmと、マツダ車がラインアップするエンジン車が満タンで走れる走行距離と比べると、遠出するには圧倒的に不向きなイメージを抱く。

MX-30 EVモデル

マツダは「LCA評価によるCO2削減とお客様の使い方を両立する」ところからはじき出されたバッテリー容量で、想定するユーザーの使用シーンは「買い物や通勤といった日常生活での実用的な使用環境」としている。

 
マツダMX-30 EV車のベンチマークはディーゼル!? バッテリー容量を「35.5kWh」に設定した理由



MX-30 MHEVモデル

オールマイティなのはMHEV

結果としては、クルマで長距離の移動が多く、充電に関わるストレスなくドライブしたい人は、MHEVモデルを選択、ということになるわけだ。MHEVモデルの走行距離を単純にWLTCモード燃費とタンク容量で算出すると、FF車は795.6km(15.6km/L×51L)、4WD車が724.8km(15.2km/L×48L)となる。
 

もちろん、シティユースがメインで、一充電走行距離が256kmであれば十分足りるし、たまに遠出するなら充電時間も楽しみの1つと考えらる向きや、重く無駄なバッテリーを積んだ航続距離の長いモデルは必要なく、環境に対する意識が高い向きには、MX-30 EVモデルはウエルカムな仕立てであるだろう。


ドライバーWeb編集部

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