2021/01/27 ニュース

なぜ廃止? リコールステッカーが姿を消した理由


なぜ廃止できたのか?



廃止の理由は、「無線通信を経由したソフトウェアの更新によるリコール作業においてはディーラー等へ車両を入庫することなく改善措置が実施でき、ステッカーの貼付は、自動車ユーザーの利便性を損なうことなどの背景から、メーカー各社から、統一的なリコールステッカーの貼付を廃止する」というもの。

意外にも、コネクティッドカー(プログラム改善などを遠隔で行えるクルマ)の増加もその一因なのだ。また、各メーカーのホームページで簡単にリコールの確認ができるようになったことも廃止の理由としてあげられている。

従来、リコールステッカーは勝手にはがすことができず、継続検査(車検)のときに対策整備済みでなければ検査を通せないとされていた。でも、筆者は愛車をいわゆる“ユーザー車検”で自動車検査登録事務所(車検場)に何度も持ち込んでいるが、これまでにその有無を調べられたことはなかった。そんな、言わば実効性のないものだったから廃止は歓迎できる。ただし対策部品などに交換する場合も含めて、ディーラーへの持ち込みが必要なのは言うまでもない。

とはいえ、今回廃止されたのは“統一的な”リコールステッカーのみ。メーカーやインポーターによっては、以後も独自のステッカーの添付や識別記号などを施すようだ。実際、とあるインポーターが2021年1月に届け出たリコールでは、識別番号を記したステッカーをクルマに貼ると国土交通省に届け出ている。

〈文=丸山 誠〉

ドライバーWeb編集部