2021/01/27 カー用品

温暖化でスタッドレスタイヤの重要性が高まる理由。トーヨータイヤの「オブザーブGIZ2」はアイスにもウエットにも強い!

名前もコンパウンドもパターンも一新!



スタッドレスタイヤに求められる性能として、つねに真っ先に挙げられるのがアイス性能である。そんな声に応えるべくトーヨータイヤは、これまで独自技術の積極的な採用によって、性能向上を実現してきた。



そんなトーヨータイヤの最新のスタッドレスタイヤが「OBSERVE GIZ2(オブザーブ・ギズツー)」である。長きに渡って使われてきた「GARIT(ガリット)」の名が取り去られ、先代「OBSERVE GARIT GIZ」で久々に復活した「OBSERVE」の名を前面に打ち出した意欲作は、大きく3つの特徴をアピールしている。密着性アップによるアイス性能向上、アイス性能経年低下の抑制、ウェット性能の向上である。



新たに採用されたコンパウンドは、従来から使われているNEO吸水カーボニックセルによる“吸水”、クルミ殻による“ひっかき”に、新たな持続性密着ゲルによる“密着”で、アイス性能を高めた。従来のゴムよりもさらに柔らかい持続性密着ゲルをコンパウンド中に分散させることで、ゴムの密着性を高め、しかもそれは年月を経ても柔らかさを持続できるため、性能の経年低下の抑制も同時に実現したという。





同時にパターンも完全に刷新された。アイス、スノー、シャーベット路面で効果を発揮させるべく主溝が従来の2本から3本になり、大きな横溝も多数配置。ショルダー部分のバットレスエッジは、多方向のエッジ効果により轍走破性を高めるという…と言われてもわかりにくいが、要するに轍に対して、アールの部分で滑らかに乗り上げ、エッジで引っかかりながら落ちることで、急激にステアリングが取られることを防いでいると言えば、多少は理解しやすいだろうか。他にも3連ブロック、バイティングエッジなど、エッジ効果=引っかかりを向上させる要素が多く盛り込まれている。





ドライバーWeb編集部

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